《サッカーノンフィクション小説》
「父が息子に残すもの息子が父に贈るもの」〜子育てサッカー光と影

  Summary ... 本の概略
  How to get ... 購入方法
  Response ... みなさまからの反響



 大好評を博したあの「親馬鹿サッカー奮戦記」を原案とした新しいサッカーノンフィクション小説、「父が息子に残すもの息子が父に贈るもの〜子育てサッカー光と影」が東京の出版社(株)エクスナレッジから全国発売されています。
 今回の出版は自費出版ではなく、費用の自己負担が一切ない、いわゆる「企画出版」です。出版に至る顛末については、このページ内の「徒然雑記」で詳しく語られていますので、興味のある方はそちらをご覧になってください。

 この本は「親馬鹿サッカー奮戦記」をベースにしていますが、原作にはない多くの特徴を持っています。

全体を4つの「部」に分け、各部をさらに章に分けた。各部の構成は以下の通り。
 ・楽しき草サッカー幼少編
 ・才能開花?少年団編
 ・試練と涙の中学校編
 ・怒りと苦悩の高校編
原作にはない「幼少編」を大幅に加筆した。少年団編の一部を削除し、一部を加筆した。
 ・自分はいつも子供にとって、大きな壁のような存在でありたい。漠然とだが、いつもそん
  なことを考えながら接していた。(幼少編「父さんに勝てるか?」より抜粋)
全体として作者の目線を統一し、心情面での嘘を取り払い、読者が入り込みやすくした。
以上の修正により、「スポーツを通した父親の子育ての書」としての位置付けを、より鮮明にした。
原作にあった仮名(M君、S高校など)をすべて実名とした。
(ただし、人物名だけはカタカナ)
サッカーの知識があまりない方にも無理なく読めるよう、全体のリズムを損ねない範囲でサッカー用語に解説を加えた。

 今回の修正新作版は一切ホームページにアップする予定はありません。興味をもたれた方は、書店で手に取り、気に入られたらぜひ買ってください。



 
Summary


四六判、縦書き255ページ(原稿用紙換算約400枚)、上製本、ハードカバー表紙帯付。
 本文はすべてモノクロ、表紙カバーと中表紙がカラーとなります。厚さは約2センチです。
タイトル:「父が息子に残すもの、息子が父に贈るもの〜子育てサッカー光と影」
「子育てサッカー光と影」はサブタイトルですので、取り寄せの場合は不要です。
著者:菊地友則
発行所:(株)エクスナレッジ
定価:¥1600(税別)
図書コード:ISBN4-7678-0110-9
発売日:2001.4.10

 表紙と本文イラスト、計7点はイラストレーターの安西水丸氏が描いてくださいました。私にはもったいないような素晴らしいキャリアの方で、この表紙だけでも買う価値があるかもしれません。


表紙カバーのデザイン(実際のものとは色が多少異なります)

 2004.6.10、この本の韓国版が韓国の出版社、mago booksから発売されました。「息子よ、人生のドリブルは終わっていない〜熱血父さんの強い息子作り」(翻訳者:オ・グンヨン)というタイトルです。表紙デザイン等も変わりますが、日本版とはひと味違った面白い体裁です。旅行などで見かけたら、ぜひ手にとってご覧になってください。



 
How to get


 この本は上記期日より全国主要書店で購入可能ですが、地方の方などで書店にない場合はお取り寄せいただくようお願いいたします。各種インターネットブックショップサイトからも購入可能です。発売して月日が経つにつれ、一般の書店ではなかなか入手しにくくなっているようですが、紀伊国屋とコーチャンフォーにはほとんど置いてあるようです。

「とにかく早く割安で買いたい」という方は、インターネットの書店サイトで有名な「Amazon」をお勧めします。ここは1500円以上なら国内送料無料という太っ腹なサイトで、カード決済なら書店で買うのと何ら変わりありません。(代引郵便¥250もあり)実際にここで私の本を買ってくださった方の情報によりますと、首都圏の方ですが、申込んでからたった2日で届いたそうです。
 下記アイコンをクリックすると、一発で私の本が表示されます。興味を持たれた方はぜひご覧になってください。

Amazon.co.jpアソシエイト



 
Response


 この本に対して全国から寄せられたお便りをご紹介します。(一部他コーナーと重複)上のほうが新しいお便りです。本を読み終えての感想など、あなたもぜひお寄せください。お待ちしています。なお、文中の敬称は省略させていただきました。



この本読みながら泣きます!

 初めまして。先月 TOM様のHPを偶然見つけ、そして「親馬鹿サッカー奮戦記」読ませて頂きました。実は今会社のPCからメールしています。(自宅PCが壊れ、買い替えも今のところ予算無く(涙))
 泣きました。大人げ無く泣きました。TOM様親子に感激しました。 感動しました。仕事中周りを気にしながらも 、二日で奮戦記を読破。はっきり言って給料泥棒状態でした。でも、読まずにはいられなかったです。
 全ページプリントして帰宅、家族に読ませました。読み始めた途端、黙りこくって 読み始めました。私はこれを3回読みました。そしてそのたび泣きました。友達にも見せました。タクヤ君が今もサッカーを捨てずにいた事を皆で喜びあいました。
 そして今 「父が息子に残すもの息子が父に贈るもの」 読み始めました。私の息子が この本を横取りしそうです。私は、「読み終わるまで貸さない! 」と取り上げました。

 TOM様のHPに出会えて良かった!
 TOM様の本に出会えて良かった!

 有り難うございました。またこの本読みながら泣きます!
(こんな感想で失礼しました)
(これから仕事始めないと!)
('03.12.5 /感涙ママ)

 感動、感涙のお便り、どうもありがとうございました。軽い興奮状態が私にまで伝わってきます。HP連載を全ページプリントアウトし、ご家族でお読みいただいたそうで、大変なエネルギーをお使いなさったことでしょう。おまけに本までお買い上げいただいたそうで、書き手としてはこれに勝る喜びはありません。
 この物語りを書き上げてからはや6年、本が出てから2年半にもなりますが、いまだにこうした感動、感涙のお便りが途切れることはありません。本の売り上げもおかげさまで「スポーツノンフィクション」「子育てノンフィクション」の常に上位を占めています。ありがたいことです。
 実はこの本、韓国でも翻訳され、出版されることになりました。無名の新人の書いたものとしては、大変珍しいことだろうと思います。サッカーを通した親子の物語に、どうやら国境はないようですね。




兵どもが夢の跡

 突然で申し訳ありませんが、御礼の意を込めてメールしました。本を一気に読み終えて、何か無性に書きたくなりました。書き終えてスッキリしました。「サッカー命」親子のたわごとを書き綴りましたが、気が向きましたらご一読ください。

 現在、高校1年と中学2年の父親です。自他共に認める「サッカー命」親子です。兄の時はスポ少から中学部活まで、保護者会長兼第二の監督的存在で突っ走って来ました。幸い中学校時代県選抜に3年間名を連ね、そこでは県内外はもとより海外までせっせと遠征に明け暮れ、将来に向っての高い目標とモチベーションを維持する事ができました。
 しかし、中学校の所属チームでは、全くと言ってよい程結果が出せず、監督(中学校の先生)の練習姿勢(生徒主体で、あまり顔を見せない)や考え方にやきもきする毎日でした。
 そこで、腹を割って先生と話しました。その後は保護者会主催で遠征を組んだり、知り合いのコーチやOBの高校選手に頼んで自主トレを行ったりで、我が子のためチームのため奮闘しました。もちろん、一部の保護者からは「やりすぎ」と言う声も…。
 そんな時、下の息子が鳴り物入りで入学してきました。彼は既に172cmの長身(現在179cm)と100m走県一位という俊足を持ち、2〜3年生の保護者や監督からも期待の星・待望選手などと言われ、救世主的存在であったに違いありません。

 新チームはキャプテンが3年生の兄で、保護者会長兼第二の監督は引き続きこの私でした。まさに、親子兄弟総出演の戦の火蓋が切って落とされようとしていたその時です!弟が部活に入りたくないと言い出しました。

「お父さん、部活はいやだ。もっと強いチームで自分を試してみたい」

 ついに来たか。この時が…。
 彼の数日間に渡っての部活練習参加から、肌で感じ取ったのでしょう。それからしばらくして、以前から熱心に誘っていただいたクラブチームへの往復が女房の日課となりました。当然、私の保護者会での立場や監督との関係はギクシャクして来ました。
 私も急な事で負い目を感じていたので、一緒にスポ少でプレーしてきた同年選手には、弟と共に全戸事情説明に回りました。皆さん納得して下さり、ガンバレよとエールをおくってくれました。それからは弟の存在は全て女房とクラブにお任せし、部活に対しての誠心誠意の奮闘が再度始まりました。
「兄がキャプテンをしているこの1年間は、俺がとことんやってやる!」と言う気持ちです。
 徹底して一生懸命尽くす姿に、保護者の皆さんもだんだん感謝してきて下さり、最後には懸命にサポートしてくれました。チームは中学校最後の高円宮杯県予選127チーム中ベスト16が最終結果です。よく頑張ってくれたと思っています。
 今は高知県の明徳義塾高等学校で毎日サッカーに明け暮れています。今秋の高校選手権にはベンチ入りする目標を掲げ、技術・体力・そして親元を離れての強い精神力を磨いている事でしょう。

 弟の方はと言いますと、部活の先生には最後まで理解していただけなかった様です。学校内での様々な場面や授業などで、彼なりの試練が少なからずあった事でしょう。その先生は今春、兄の中学校卒業と同時に転任致しました。最後に保護者会主催の監督送別会を選手と共に開催し、感慨無量の中でお別れできた事はとても幸いな事であったと思います。
 自分の選んだ道ゆえ、部活練習の元同僚を横目で見ながら毎日早々に帰宅し、クラブチームで精一杯がんばっております。私もこの秋からクラブチーム新3年生の役員を引き受け、1年間東奔西走する覚悟です。来期の目標は全国ベスト4。熱い熱い戦いがまだまだ続きます。

 この度、貴殿の本をいっきに読ませていただきました。読み終わった後、居間のテーブルの上に置いておいたところ、弟が読み始めました。しばらくして彼が、

「お父さん、この人プロになったの?」と聞いてきました。私は、

「さあ、どうかねえ〜、全部読んでごらん。そして、君がどう思ったか何を感じたのかがとても楽しみだよ」と…。更に、「今はサッカーで頭いっぱいだよな。それでいいさ。読み終わって君ならどうしたいのかを感じたら、その気持ちを貫くことだよ。良いバイブルになるね…」

「バイブルって何?」

「クラブの先輩やお兄ちゃんやその本の主人公の様に、サッカーをこれから高めて行く途中には色んな事が待ちうけている。その参考書みたいなものだよ。色んな事があっても一番大事な事は、君がやりたい事、やらなければいけない事をやり通す事だよ。この前、Bチームに落とされた時の気持ちを覚えているかい?その当時は寝ても覚めても自主トレ・自主トレで、クラブ練習時に絶対見返してやるんだと言う熱意に満ち満ちていたよね。その時のサッカーノートを読み返してごらん、それもバイブルだよ。」

「うん、わかった。今お父さん暇?ヘディング練習つきあってよ!」

 本当にありがとうございました。菊地様とご家族のご健勝とご健康をご祈念申し上げます。
('02.7.24 /信濃)

 私以上にサッカーにのめりみ、そして未だのめりこみつつある「熱きお父さん」からのお便り、半ば懐かしき思いで読ませていただきました。ここにもひとつの「父子のサッカー物語」があります。
 さらに本まで買ってくださったそうで、大変ありがたく思っております。同じ本を介して親子のサッカー談義が高まる。そんな読み方、読まれ方もあるのだな、と感慨を深くしました。

 息子さんの今後のことですが、期待と不安の入り交じった心境とお察しいたします。参考になるかどうか分かりませんが、息子と同期で、プロの道に進んだ選手に関する情報をお伝えしておきます。

●東京ヴェルディ、川口選手(札幌出身で同学年)
 これは本にも書いてあります。少年団のときに息子も何度か対戦しましたが、負けたことはありません。息子がベストイレブンに選ばれた6年のときの全道大会へは、彼は札幌予選敗退で行っていません。
 ただ、彼は少年団〜中学と札幌選抜に入っていました。(息子は区選抜どまり)高2の時にU17日本代表入りを決めてからは順風満帆です。その川口選手も全国大会へは一度も行ってません。

●鹿島アントラーズ、池内選手(札幌出身で一学年上)
 息子が中学校時代に入ったJrユースクラブチームで、一学年上のチームのレギュラーでした。彼はその後室蘭大谷高校に進み、頭角を表して全国大会へもレギュラーで行きました。

●コンサドーレ札幌、曽田選手(札幌出身で同学年)
 彼はすぐ近くの少年団にいました。息子が6年のときの全道大会へ彼も行っていますが、決勝トーナメント一回戦敗退です。選抜チームにも入ってなかったと思います。
 その後もこれといった実績はありません。全国大会の経験も皆無です。高校は超進学校の札幌南。そして実力で筑波大学へストレートで進学。彼が頭角を現したのは、ここからです。2年生ぐらいからレギュラーを獲得し、ついには全日本大学選抜にまで入りました。
 彼がプロになると決まったときは息子も相当ショックだったのか、切り取られたその新聞記事が、長い間机の上にのっていました。

 以上が息子にとってごく身近な存在で、最終的に光を得た選手の経歴です。学年は下ですが、同じ地元出身でコンサドーレ札幌の山瀬選手、来年Jリーグ入りが確実視される筑波大学の小林選手とも息子は幾度か対戦しています。
 常にスポットライトを浴びてそのままトップにまで昇りつめる選手もいれば、途中で失速してしまう選手もいる。反対に最初はぱっとしなくても、大学に入ってから急速に伸びる選手もいます。人生と同じで、サッカーもどう転ぶかは最後の最後まで分からないものなのだとつくづく思います。

「作家になれるかどうかは、作家になる執念を最後まで持ち続けられるかどうかで決まる」

 とよく言われます。サッカーも同じなのかどうかは私には分かりませんが、同様に何事にも臆さない不屈の精神が大きなカギを握っているような気がしてなりません。ただ、息子ともよく話しましたが、作家と違ってサッカーは、勝負出来る期間が非常に短い。ここがちょっと辛いところです。
 息子さんの今後のご発展をお祈りしています。




一気に読みました

 初めまして。私は東京の大田区で少年サッカーチームのコーチをしている池渕と申します。親馬鹿サッカー奮戦記を先日インターネットで見つけて、画面上で一気に読ませて頂きました。でも、やはり活字になったものが手元に欲しいと思い、アマゾンドットコムに注文し、再び一気に読ませて頂きました。
 実は私もサッカーに関しては元々全くの素人でしたが、小学2年生の息子が昨年夏から地域のサッカーチームに所属したのを機会に4級審判員の資格をとり、先月からはチームのコーチになりました。息子がサッカーを通じて成長している姿を見るのは父親として嬉しいことであり、そこにコーチとしてチームに関わることができるのは、とても幸せなことと思っています。そういう気持ちでいたところに親馬鹿サッカー奮戦記を知り、思わず自分と息子に重ね合わせて読ませて頂きました。
('02.2.6 /池渕)

 またひとつ新しいお父さんコーチが誕生したようです。サッカーを通した新しい父子関係は、きっとかけがえのないものになることでしょう。池渕さんと私とは大学が同窓ということで、こちらもかなりの偶然です。何かしらの縁を感じます。




2册買いました

 こんにちは。以前、スポ少のサッカーのコーチをひきうけるかどうか迷っている時にメールしたものです。結局、コーチを引き受け、4級審判員と少年少女指導員の資格を取りました。現在、監督とお父さんコーチ(偶然にも小、中、高の同級生)と自分の3人で21人の子供を見ています。
 この一年、いろいろいい経験をさせてもらいました。手探りでやってきましたが、公式戦で一勝することもできず、卒業する六年生には申し訳ないと思っています。(四年生以下の試合は勝ったのですが)今後はもっと勉強して、自分のレベルを上げていきたいと思っています。少年少女サッカーフリー会議室等、参考にさせてもらいます。
 話は変わりますが、『父が息子に残すもの息子が父に贈るもの』をスポ少用にと2冊買いました。今注文中です。父兄の方にぜひ読んでもらいたいです。
('02.2.4 /井上 賢)

 本を2册も買ってくださったそうで、大変ありがとうございます。井上さんのお子さんはまだ小さいはずでしたが、コーチを引き受けられたのですね。形は少し違いますが、私は自分の子供が卒業してからも6年コーチを続け、いろいろと苦労しました。自分の子供がいないチームの指導を引き受けるのは勇気がいります。頭が下がります。指導はもちろん、初めてのチームで勝つこともまた大変難しいことですが、熱意さえあればいずれ結果はついてくる気がします。




素敵な本をありがとう

「父が息子に残すもの、息子が父に贈るもの」楽しく読ませていただきました。私は1955年生まれ、息子は高1でJリーグのユースチームに中3の秋に入り、プロを目指しています。
 なれるかどうかわかりませんが、本人もそれは自覚しています。菊地さんが私と同じ年以降に生まれて、サッカーの都会に住んでいて、そしてサッカーの素人だったらこのストーリーはサクセスになっていたかもしれないと、勝手な感想を持ちました。いつか自分の息子の夢が破れた時、この本を送ろうと考えています。すてきな本をありがとうございました。
('01.11.29 /toru)

 ある程度のレベルに達した場合、その後プロになれるかなれないかは、いろいろな意味で「運」あるいは「神」の領域なのかもしれないと最近よく思います。私の息子が駄目だったのは実力はもとより、そうした自分の力以外の部分でも見放されていたからなのでしょう。逆にそう考えると事実をありのまま受け入れられます。息子さんの将来に天も味方してくれるといいですね。




継続することが必要

 こんにちは。昨年菊地さんの「親馬鹿サッカー奮戦記」の自費出版本を購入させて頂き、更に「父が息子に残すもの、息子が父に贈るもの〜子育てサッカー光と影」も購入させて頂きました。感動、感動、更に感動!!でした。感想の便りも出せずに申し訳ありません。
 実は埼玉県所沢市にある
私どものサッカー少年団もHPを開設致しました。低学年のコーチに作成頂きまして、念願のHP開設となりました。子供達、父兄、コーチ関係者も参考となると思いますので、是非、TomtomBoxをリンクさせて頂けますでしょうか。
 運営等大変かと思っておりますが、継続することが必要であり、子供達、父兄も楽しめてもらえ、サッカーが好きになってもらえれば幸いと思っております。今後共宜しくお願い致します。
('01.11.16 /HM)

 HMさんは確かチーム分とご自分の分の2册の自費出版本を買っていただいた方でしたね。発売中の「父が息子に残すもの息子が父に贈るもの」と合わせて、合計3册も買っていただいた方は、そういないと思います。大変ありがたく思っています。リンクの件は一向に構いません。HP開設がチームワーク作りに役立つことをお祈りしています。
 そうですね、継続すること、確かにそれが大切です。私もサッカーコーチのほうは諸般の事情で辞めてしまいましたが、HPのほうは細々とでも続けていきたいと思っています。いつになるか分かりませんが、「私がコーチを辞めた訳」という連載を構想中です。けっこうセンセーショナルでショッキングな内容になるかもしれませんが、いつかは書かなくてはならない、そしてそろそろ書く時期にきたかな、と思っています。




活字はやっぱりイイ!

 はじめましてと言うよりも、「私にとってのバイブル」と言う題名でGuest Bookに載っている"J.I"です。あれから2年とちょっと。分野はコンピュータとちょっと違いますがSOHO生活を続けております。まぁ半分以上は客先や同業者のところに行って仕事をしていますが、家で仕事をしていると外に出たくなり、外へ出ると家で仕事をした くなり、と人間ってかってなモンです(僕だけ?)。でも菊地さんのような先人がおられると、僕の未来像もちょっとぐらいは想像できるのでココロの支えになっているんですよ。
 てなわけで自称菊地さんのファンなのですが、実は「父が息子に残すもの息子が父に贈るもの」を出版された、と知ったのは最近「徒然雑記」を読んでからなのでありまして、(大阪は時差があるようで…)すかさず本屋を駆けめぐったのですが見つかりませんでした。
 そこで早く読みたいという欲求を抑えつつ「予約」とやらをすると、入荷までに何と3週間と宣う店員。「それでも」と予約をして帰って、なんと1週間で入ってきました。何だろうか?この2週間ものギャップは…。
 何回も言いますが「菊地ファン」にも関わらず、《親馬鹿サッカー奮戦記》はまだ読んでませんでした。すんません。しかし「読んでなくてヨカッタ!」と今は思っています。なぜなら「活字はやっぱりイイ!」からです。
 ディスプレィだと読んでいるうちに目がショボショボなりますが、本だと寝て読もうが、電車で読もうがとても快適に読めちゃいますもんね。ソファーでくつろぎながら読む、至福の時ですもんね。ダンゼン「本」に限ります。(言い訳じゃありません)

 前置はさておいて、毎度毎度ながら菊地さんの考えは子育ての参考に大いに役立ちます。この本もどちらかというと「物語」的な要素よりもコラム的、評論的要素が強いものと言う感じがします。もちろん物語としても楽しめますが、僕からすれば「子供の教育本」的で常に感心させられている次第です。
 特に印象に残ったのが「モノへのこだわり」の章。コレは僕の子育ての基本となる部分と一緒で「モノを与え過ぎるな」と言うのを常々嫁さんに言ってるんですが、やっぱり女というのは「あの子の家では…」という比較で判断するですね、自然とモノばかり多くなる。でもこの本を読んで僕自身も「間違ってはない」と確信しました。
 もう一つが高校受験で三者懇談の後、「目標ってのは、自分の力より…」のくだり。安全圏ばかり歩いてきた僕には非常に耳が痛いお言葉でした。子育てと言うより、僕自身のココロに響いてしまいました。でも、自分の子供にそれが言えるだろうか…。悩みどこですね。
 ちょっと気になった点が一つ。この本の主役「タクヤ君」の事を「息子」として表現していたことです。もちろん息子であることには違いなく、かつ父が著者なのだから当然であることは間違いないのですが、活字になるとその言葉が妙に違和感を感じるのですね。今までに菊地さんのような立場で書かれた本を読んでなかったからでしょうね、きっと。
 僕の子供はまだ6歳と3歳。子育てはこれからが本番ですが、またもこの本を「バイブル」として活用したいと思います。それでは…。
('01.6.30 J.I)

「Guest Book」に載っているJ.Iさん、と聞いて、どの方だっけ?と調べてみましたら、ありました!「脱サラ日誌」に関する熱いお便りをいただいた方でした。家族のあり方に関心のある方だな〜、というのがそのときの印象でしたが、とうとう本まで買ってくださったそうで、うれしいです。ここにきてじわじわと売れ続けているみたいで、ありがたいことです。
 そうですか、大阪の書店では並んでませんでしたか。こちら札幌でも、大手書店以外は入手が難しいようです。なんといってもまだまだ無名なもので…。
「菊地ファン」「またもバイブル」などなど、過分な評価をくださって、またまたその気になってしまいそうです。最後のご指摘はスルドイです。「息子」ではなく「タクヤ」と名前で書いたほうが突き放した感じになりますが、その分情に溺れる印象は薄くなります。どちらを選択するかは、難しいところですが、今後の参考にさせていただきます。やっぱり「家族」は、重く、せつなく、ちょっと不可思議な私にとっての永遠のテーマです。




琴線にふれる傑作

 茨城の私立高校の図書館員です。先日「父が・・・」の本が当図書館に入りまして、読ませていただいたところ、これが私の琴線にふれる傑作でした。
 私、サッカーはまったくの素人なのですが、かつて空手をやっていたことがあり、7年前、「人を蹴るのもボールを蹴るのも似たようなもんだろ」という理由で、中学部のサッカー部の顧問に就任しました。「サッカー部は日曜や夏休みないから楽だよ」と他の先生にいわれたので楽観していました。実際なった年は、最初の公式戦で隣にある並木中(前年に全中に出場した強豪)とやり、0-10で負けてびっくりしましたが、そのときはがっくりくると同時に「あーこんな弱いチームだったら楽だな」と思ったものでした。
 しかし、その学年が引退し、また次の学年も当然のごとく地区で負けたあと、転機がやってきたのです。
「先生、夏休み練習したいんですけど。」新キャプテンがこういったのです。
 私は返事を渋りました。というのは私が夏休み練習するのはいいのですが、後に顧問になる先生のことを考えてしまったのです。そこで条件をつけて、「今年はやる!でも来年は来年の顧問がオーケーをだしたら」
 そう、来年の顧問が僕である保証はなにもなかったのです。

 それから約6年、必死に顧問をこなしました。その学年が高校2年になるとき、たまたま高校の監督が「中学部の指導やりたい」といいだしたのでこれ幸いと高校部の顧問になり、年間60試合ゲームを組み強化に勤めました。なんとか県大会の常連校になり昨年は、古河一高(ご存知ですか?)に5-0で勝ったのを皮切りに、水戸商業や水戸短大付属といったサッカー名門校と準々決勝であたるまでになりました。
 今年は7年ぶりに顧問を外れ図書館の仕事に専念しています。(なにしろ図書館員なのに、サッカーの指導で図書館に誰もいなくなっちゃうという本業との本末転倒があったので…)しかし、この本に出会い、もう一度サッカーとかかわりたいと思うようになりました。
 この本の分類を迷ったのですが、普通は「ノンフィックション・生活記録」として916の番号を振るのですが、そうするとサッカーをやってる生徒の目に触れる機会は限りなくゼロになってしまう、やはり783として「サッカー」の分類にしました。これならサッカー部の生徒の目にとまる機会もあります。一人でも多くの生徒にこの本を読んでもらいたいと思います。
('01.6.27 ike!)

 どういう経緯か分かりませんが、高校の図書館に私の本が配本されたと伺い、ちょっと驚きました。しかも担当の方が私と同様にふとしたきっかけでサッカーの指導に関わった経歴の持ち主ということで、何かしらの縁を感じます。サッカーの指導には、やはり人を夢中にさせる何かがあるのですね。私よりもかなりお若そうな方なので、これからまだまだ指導のチャンスはやってくるでしょう。
 本の分類ですが、書店でのジャンル分けと同様に難しそうです。これまでの反響から考えてみますと、サッカーに興味のない方に読んでいただいても感動はやや薄いようです。ずばり「サッカー」の分類が正解ではないでしょうか。いろいろとご配慮いただき、感謝いたします。




本読みました。感動しました。

 はじめまして、先日、本屋で菊地さんの本を見つけ、読ませていただきました。とても感動し、ホームページも少し見させてもらいました。
 実は私は、中学校でサッカー部の監督をしていて、5年目になります。私も菊地さんと同じくサッカーは素人です。バレーボールを中学校のときからやっていました。新採用で今の学校に来て、ひょんなことでサッカー部をもつことになり、その間、さまざまなドラマがありましたが、昨年の中体連で地区優勝し、今年のチームも昨年夏の会長杯ブロック準優勝、先月行なわれた選手権大会でも優勝して、それぞれの大会で全市大会に出場しました。
 私もサッカーをまったく知らないところからはじめ、人から教えてもらったり、自分で勉強したりしながら今までやってきました。そういうこともあって、菊地さんの本にはとても共感がもてました。
 チームが実績を上げていくにつれて、すっかり女性鬼監督が板についてしまいましたが、上を目指すということはそれだけの代償を払わなければならないということ。悩みはいつも尽きません。特に今は中体連を目前に控え、精神的にとてもしんどい時期になりました。諸事情があって、私も今年の中体連を最後にサッカー部の監督としての仕事を終える予定です。

 本の話になりますが、1人の教師として、たくさんの保護者を見てきて、親の気持ちというのは少しわかっているつもりでしたが、この本を読んで改めて考えさせられました。(ちなみに私は独身です)
 私は高校時代バレーボールの名門校に入ったのですが、その時、「あんたがやりたいんだったらやり通しなさい」と大変な思いをしながら、バレーボールをする私を支えてくれた自分の親もきっとこういう思いだったんだなと、本を読みながら思ったりしました。
 本やホームページを読んで、様々なヒントをいただきました。監督業は大変なことが多いのですが、子ども達と1つの目標に向って努力していく先には大きな感動があるので、どんな形になるかわかりませんが、中体連までの監督業を一生懸命全うしたいと思います。かけがえのない感動を目指して・・・。
 これからもお仕事をはじめ、様々な場面でご活躍されることを期待しています。頑張ってください。
('01.6.24 IM)

 本を買ってくださったうえ、大いに感動、共感していただいたようで、感謝にたえません。ホームページを続けていて、また、本を書いてよかったな、と心から思えるのは、こうしたお便りをいただいたときです。
 あの本は多くの若い方からも共感をいただいており、どちらかというと親世代の反応を期待していた私には、思いがけない喜びでした。共通しているのは、池田さんと同じようにかってはスポーツに打ち込んでいた方で、「親の気持ちがよく分かった」というものです。
 そうした方々の多くはやがてまた人の親となるわけで、もしもそのときに少しでも私の書いたことがヒントになり、子育ての参考になってくれたりすると、これに勝る喜びはありません。書くこと、教えること、伝えることの真髄はおそらくそのあたりにあるのだと思います。
 ずぶの素人、しかも独身女性という立場ながら「鬼監督」に徹し、ベテラン監督でも難しい全市大会への連続進出という快挙を成し遂げられた努力と熱意、そして強い指導力には本当に頭が下がります。こればかりは実際に経験した者でなければ、その難しさは分かりません。
 この夏で第一線を退かれるとのことですが、指導の中でいろいろな障害、保護者とのあつれき等があったであろうことは、これまた想像に難くありません。しかし、サッカーを通してIMさんがこの5年間で培ったであろう様々な経験と感動は、必ずや今後の人生に輝かしい光となって降り注ぐことと信じています。真摯なものは必ずや報われるものです。




出版おめでとうございます

 2年前に、親馬鹿サッカー奮戦記の感想を掲載していただきましたKouhei mamaです。「父が息子に残すもの息子が父に贈るもの」の出版おめでとうございます。
 すっかりご無沙汰しておりまして、ネットのお友達から、私のホームページのBBSに「あの帯のメッセージはもしかしたら…」と書き込みがあって、初めて出版のことを知った次第です。
「会社で泣くわけにもいかず、トイレに駆け込んで涙をぬぐった」30代女性が私だなんて、教えてくださった方と私と二人だけしか知らない事実ですが、なんだかうれしくて、さっそく本屋さんを探してみましたら、ありました、ありました。
 こんな田舎の本屋さんにも、宮尾登美子さんや柳美里さんの新刊と並んで3冊平積みされていましたよ。せめて帯にハンドルネームでも書いてあれば10冊くらい注文するのになぁと思いつつ、1冊だけ購入いたしました(^^ゞ。

 息子たちもいよいよ6年生になり(私も40代になってしまいました…)、ついに今週末から全日の出雲地区予選が始まります。息子たちのチームは5年生の県大会で優勝し、一応、有力候補と目されていますが、サッカーは最後のホイッスルがなるまでわからないのが怖いですよね。結果はともあれ、グッドゲームができるよう、サポートしていきたいと思っています。
('01.5.21 /Kouhei mama)

 う〜ん、あの名文はKouhei mamaさんからのものでしたか!実は出版社からいきなり送られてきた本の帯コピーのもとになるメールをいただいた方がはっきりせず、困っていました。(何せ、サッカー関連のメールが700通以上ありますもので…)もう一度メールボックスをひっくり返してよく調べてみましたところ、確かにありました。ちゃんと調べるべきでした。ごめんなさい。おわびのしるしに、せめてリンク設定でもさせていただきます。(^_^;
 それにしても、「会社内で泣くわけにもいかず、トイレに駆け込んで涙をぬぐった」とは、実に名文です。これを選んだ出版社もさすがです。「会社内」と「トイレ」の文字が特に大きい。(→ほとんどタイトルなみ)働く女性からのメールであったことが、選択の大きな理由だった気がします。
 この本、インターネットの有名なアマゾンショップで売上げ順検索してみますと、サッカー関連本全870册中、40位前後でがんばっています。帯のインパクトだけで、相当の人が買ってくれたかも?(^_^; 息子さんのサッカーもいよいよ正念場ですね。よき結果、よき思い出が生まれますよう、お祈りしています。