ツクイ札幌太平・訪問ライブ /2017.7.8
18日ぶりに人前で歌った。会場は近隣のデイサービス。年に3〜4回は招かれる馴染みの場だが、当初は6月上旬に予定されていた。
しかし、予期せぬ風邪でやむなく中止。1ヶ月以上の間隔を空けて再実施となったいわくつきのものだった。
体調は充分なはずが、なぜか数日前からまたまた咳が出始める。症状は軽く、さすがに2度の順延は許されないので、風邪直後のライブに習ってハチミツ大根を準備して臨む。
しかし、直前の練習では歌の途中で咳き込みそうになり、本調子には程遠い。キーはどうにか普段通りで歌えた。
前日から30度を超す酷暑が続いていたが、施設は程よく冷房が効いていて過ごしやすい。ローランドCM-30が修理中なので、この日もメインPAを予備のヤマハMS101-2に、乾電池式PAのローランドモバイルキューブをサブとして椅子の上に置いた。
予定ちょうどの14時に開始。リクエストやアンコールが相次いで、休憩なしの1時間10分で21曲を歌った。
《セレクトタイム》
「憧れのハワイ航路」
「瀬戸の花嫁」
「くちなしの花」
「アカシアの雨がやむとき」
「ラブユー東京」
「王将」
「浜辺の歌」
「サン・トワ・マミー」
「長崎の鐘」
「達者でナ」
《リクエストタイム》
「ひこうき雲」
「夜霧よ今夜もありがとう」
「矢切の渡し」
「ブルー・シャトー」
「川の流れのように」
「石狩挽歌」
「恋の季節」
「柳ケ瀬ブルース」
「越冬つばめ」
「あの素晴しい愛をもう一度」
〜アンコール
「お富さん」
喉が不安定なので、手探りの進行にならざるを得なかった。途中で何度か咳き込みそうになり、あやうくこらえて歌い進む。心当たりは全くないが、風邪がぶり返したか、あるいは新たなウィルスをどこかで抱えこんだのか…?
5月末から似た状況のライブが続いて、今回で4度目。最悪時期の2度はキャンセルしたが、こんな状態が続くようだと、いよいよライブ活動自体を長期間休む必要があるかもしれない。
体調が悪い割に、聴き手の反応は悪くない。これも他の会場と同じ不思議な現象だ。開始30分過ぎからリクエストタイムに移行したが、途切れることなくリクエストが続き、予定時間をオーバーして延々歌い続けた。
この日は前半にあまり歌っていない曲を連発したが、それに合わせるようにリクエストタイムでも珍しいリクエストが相次いで驚いた。
「ひこうき雲」「恋の季節」「柳ケ瀬ブルース」はリクエストで歌ったのは初めて。演歌の傾向が強いなかで、間に配置したポップ系の「ブルー・シャトー」「恋の季節」がいい感じで歌えて、場は非常に盛り上がった。
苦しみつつも、どうにか無難にまとめ終える。ヤレヤレと撤収にかかったら、「ぜひアンコールを!」と、予期せぬ声が挙がる。喉はすでに限界だったが定番曲なので、ありがたくお受けした。
終了後に、何と来月の夏祭りへの出演打診。具体的な内容は未定だが、スケジュールだけ仮押さえすることに。体調と依頼主の要望とにどう折り合いをつけるのか?今後の活動にむけて、大きな課題を背負い込んだ。