街角100ライブ


139 リバーサイドsolo_03
   「川沿いの土手がステージ」
/2021.9.11 Sat



 河畔公園を利用した路上ライブ「リバーサイドsolo」の第3弾を実施。

 今回の場は「河畔」であることは確かだが、「公園」ではなく、単なる川沿いの土手である。遊歩道やベンチは整備されていないが、管理用の道はあって、きちんと草刈りはされていた。
 春先の散歩コースのひとつで、夏場は雑草が茂り、高木にカラスが営巣して威嚇するため避けていた。先日しばらくぶりに歩いたら、歌う条件としては悪くないことに気づいた。


 コロナ禍が吹き荒れる中、屋外で歌う場にはいくつかの条件がある。周囲に民家がないこと(騒音クレームの恐れ)、通行人が前を横切らないこと(飛沫が飛ぶ恐れ)は必須だった。これに風雨や気温の気象条件が加わる。
 この日は週末で、一般の河畔公園には人が多いことが予想された。単なる土手道なら人がやってくる可能性は低い。

 風は強かったが、夕方の気温はこの時期にしては高めの24度ほど。前回よりも遅れて16時25分から始め、およそ45分で11曲を歌った。

「優しいあの子」スピッツ
 北海道が舞台のNHK朝ドラ「なつぞら」のテーマソング。

「恋心」
 岸洋子が歌ったシャンソン。

「思い出のグリーングラス」森山良子
 死刑囚が処刑直前に観た故郷の夢をテーマにしたアメリカの曲。

「コンドルは飛んで行く」サイモン&ガーファンクル
 稀にリクエストが出る。オリジナル訳詞で。

「君をのせて」井上あずみ
「天空の城ラピュタ」のテーマソング。


「時の過ぎゆくままに」 沢田研二
 チカチカパフォーマンスでは1曲目によく歌った。ハズレのない曲。

「ドミノ」
 割と好きなシャンソン。

「浜千鳥」
 この歌をテーマにした推理ドラマの再放送を先日観た。

「異邦人」久保田早紀
「やさしさとして想い出として」ふきのとう
「闇夜の国から」井上陽水

 立ち上がりで声が出ないのはいつものパターン。歌い進むうちにじょじょに調子が上がってくる。

 写真撮影を含めて1時間ほど現地にいたが、通行人はゼロだった。川向うにある市民農園は収穫時期で、長く滞在する人はいない。
 背面にある細い道路を時折車が行き過ぎるが、歌の邪魔にはならない。他を全く気にせず、自由気ままに歌えるのは大きな利点だった。

 結果的にマスクは必要なかったが、万一を考えて口周りの膨らみが大きい手製布マスクを使用。気にせずに歌えた。コロナ禍における屋外ライブの必須アイテムである。

 

140 リバーサイドsolo_04
   「晩秋のラストライブ」
/2021.10.12 Tue



 気温は平年よりやや低いが、風も弱く陽射しが暖かい。冬が来る前にもう一度やろうと機会をうかがっていた河畔公園利用の路上ライブ「リバーサイドsolo」をやるチャンス到来だった。
 夕方の気温低下を考慮し、これまでより早めの珈琲タイム前にやることにした。
 河畔公園近くの駐車場に車を停め、そこからギターと機材をかついで遊歩道を歩く。街にはゆっくりと晩秋の気配が忍び寄って いる。


 目的の場所は中継ポンプ場の水門がある河畔で、2回目の河畔ライブをやった川岸の対岸にあたる。散歩コースのひとつでもあり、かねてから目星はつけてあった。
 気温は17度ほど。土手の遊歩道から川面近くまで下がった平地で、風の影響はない。


 14時45分くらいから始め、秋から冬にかけてのフォーク系の曲を中心に、およそ40分で10曲を歌う。

「白い冬」ふきのとう
「サルビアの花」もとまろ
「冬が来る前に」紙ふうせん

「想い出がいっぱい」H2O
「ビリーヴ」井上あずみ
「ダニー・ボーイ」アイルランド民謡

「恋は桃色」細野晴臣
「時代」中島みゆき
「ジョニィへの伝言」ペドロ&カプリシャス
「ロビンソン」スピッツ


 このところ喉の調子がいまひとつで、ブランクも長い。歌う条件としては厳しいが、この機を逃すと今年の路上ライブはやれないかもしれず、多少無理をした。

 背面にある遊歩道からの位置が低く、散策する人の気配は感じたが、聴いてくれたかどうかは不明。
 パフォーマンス的には不満の残る内容だったが、開けた川面を前に歌う気分自体は悪くなく、当初の目的は達成できたと思う。