街角100ライブ


118 チカチカ☆パフォーマンス98th
   「久々に夜のチカチカ」
/2016.5.13



 5月3度目のチカチカパフォーマンスに参加。開催時間が拡大されてから、平日の前半、土日祝の前後半と順に3つの枠をエントリーしてみたが、およその様子は分かった。残る平日の後半枠を試してみようと思った。
 開催時間は15時半〜20時までの4時間半。終了時刻はこれまでと同じだが、前後半の切替え時間がこれまでより1時間半早まった。これによって様子がどう変わるのか?

 今回はそのほか、音楽系パフォーマーで久しぶりの合格者となった女性ユニット「ディセプティブケーデンス」との共演を一度やってみましょう、との提案があり、双方の時間調整がつくこの枠を利用することになった次第。

 事務手続きを済ませ、会場入りは16時30分ころ。後半枠は3組がエントリーしていたが、女性ユニットは18時ころに到着との連絡が事前にあった。
 残る1組のパフォーマンスがちょうど始まったところで、私の出番は17時15分あたり。待ち時間としては程よいところか。
 およそ30分で洋楽系を中心に9曲を歌う。(※はリクエスト)


「河は呼んでいる」
「愛の讃歌」
「パダンパダン」
「風来坊」※
「アメイジング・グレイス」
「バラ色の桜と白いリンゴの花」
「バラ色の人生」
「Godfather愛のテーマ」


 夕方から夜にさしかかるこの時間帯で歌うこと自体、実に久しぶり。通行人はいても帰路を急ぐか食事や飲み会に向かう人が多く、集客的には厳しいのが数少ない過去の例だった。
 聴き手の傾向はあまり気にせず、チカホではこれまた久しぶりの洋楽系を中心にしたが、いつも聴きにきてくださる常連の方が最初からずっといて、そのせいか立ち止まる人はそれなり。

 3曲目の「パダンパダン」で立ち止まった男性が曲が終わると「いい声ですね。家でゆっくり聴きたい」とCDを買ってくれた。最近よくあるパターンだが、この時間帯で売れるのは珍しい。
 30分経過したが、女性ユニットは現れない。数分休んだあと、ツナギのつもりで第2ステージをやることにする。結果として、およそ25分で7曲を歌う。


「ブルーライト・ヨコハマ」
「赤い花白い花」
「ビリーヴ」
「空も飛べるはず」
「君をのせて」(初披露)
「上を向いて歩こう」※
「想い出がいっぱい」


 ここでも立ち止まる人はチラホラといった印象だったが、4曲目の「空も飛べるはず」を歌い始めたら、40代と思しき女性がすっと近寄ってきて、熱心に聴いてくれる。途中から一緒に口ずさみ始めたので、間奏で「どうぞご一緒に」と声をかけ、歌詞指導しつつフルコーラスを歌った。
 ときどきある突発的なシングアウトだが、最近は咄嗟の判断でやれるようになった。大きな前進だ。
 かの女性、聞けばスピッツが大好きなんだとか。これを機に別の若い女性も熱心に聴き始め、最後までいてくれた。

 初披露の「君をのせて」はキッズメニュー拡充作業の一環で覚えたばかりだったが、いい手応えだった。
 第2ステージは予習のつもりで大半をキッズメニューで歌ったが、この時間帯でもそれなりに支持された。思いがけない発見である。

 18時15分ころにようやく女性ユニットが現れる。残る1組のパフォーマーはすでに帰ったので、「急いでスタンバイして」と声をかけた。
 ところがベースのレイさんがマイクとマイクスタンド、シールドケーブルを忘れたというので、一式お貸しすることになる。

 PAは私と同じ機種を使っていたが、ミキサーがないので、2本目のマイクは強引にギター用端子に入れて使っていた。しかし、本来の用途ではないので音が聞き取りにくい。ベースは別の小型PAにつないでいたが、こちらは音がやや割れる。
 路上ライブの経験があまりないのでやむを得ないが、休憩時間に私のPAをボーカル専用として貸してあげた。リバーブをかけすぎていたので、こちらも調整。ベースは本来のギター端子につないだ。

 第2ステージは音が格段によくなり、広場に響く2人のハーモニーも絶妙。すべてオリジナルだが、あまり耳にしたことがない、ちょっと不思議な独特のメロディを創っている。
 立ち止まる人も最大時では10人を越し、通行に支障が出ないよう、広場内に誘導するほどだった。

 いつもよりかなり遅い19時半に解散し、自宅到着は20時半近く。慣れぬ夜の外出にちょっと疲れたが、若手を導くのも古株としての大事な役目である。



119 チカチカ☆パフォーマンス99th
   「歌って踊った」
/2016.5.15



 5月4度目のチカチカパフォーマンスに参加。ライセンスの半年間自動延長となる「期間中に4枠」というノルマはすでに達成し、開催時間の延長に伴う前後半4枠の異なる曜日の全パターンもすでに経験し終えたが、めったに開放されない北3条広場に珍しく割当てがあった。
 このところ会場はずっと北4条広場が続いていて、ややマンネリ感もあった。たまたまひとつだけ空き枠があり、最近手がけている土日祝の「キッズメニュー」を再確認したい気持ちもあって、エントリーを決めた。

 土日祝枠前半の開催時間は10〜14時半。1週間前は前後半を通して予約したが、長い待ち時間で駐車料金がかさんだ。そもそも待たされるのは大の苦手である。
 今回は短時間で済む前半枠のみを予約。待ち時間が少なくなる「1ステージ限定」のつもりで、11時半に家を出た。

 会場到着は12時半ころ。1組がパフォーマンス中で、残る1組がスタンバイ中。私は機材をセットして持参のオニギリを食べ、アンプを椅子代わりにじっと待つ。
(常用するローランドの乾電池式PAが、縦に置けば立派な休憩椅子代わりになることを最近発見した。これは便利)
 13時40分から私の出番となる。目下模索中のキッズメニューを中心に、およそ30分で9曲を歌う。(※は選択リクエスト)


「おおブレネリ」
「さよならの夏」(初披露)
「切手のないおくりもの」
「ビリーヴ」
「さんぽ」
「チキ・チキ・バン・バン」
「君をのせて」
「年下の男の子」
「ドレミの歌」※


 チカチカパフォーマンスとして北3条広場で歌うのは実に1年ぶりだった。会場が広く、天井も高い。ステージから通りまでの距離も遠く、音が届きにくい。さらには、2つのマルチビジョンから常に音と映像が流れている。騒音のクレームが怖く、無闇に音量は上げられない…。
 弾き語りの条件としては非常に厳しく、いつも苦戦している広場だった。

 日曜日ということでターゲットを子供連れに絞ったが、3曲目まではこれといった反応がなかった。通りを往く子供連れがチラリと興味を示すことは示すが、そこからぐっと近寄ってくる動きがない。
 あとで記録を調べてみたら、1年前は平日だったが、リクエストスタンドを通り近くに置いて、それなりの反応があったようだ。今回はマイクの真横に置いたことで、反応の弱さに拍車をかけたきらいがある。

 4曲目の「ビリーヴ」でようやく立ち止まって近寄ってくる人が現れる。いつも同じ傾向にあるが、人の集まりが概して遅い。もう少し早めに人を引きつける何らかの工夫が必要だ。たとえば強い曲を短めにして、冒頭部で続けざまに歌ってみるとか…。
「さんぽ」を歌っていると、通りの遠くから5歳くらいの女の子が歌に合わせて踊りながら近寄ってきた。それを追いかけてくる若いお母さん。チャンスだ。

 以降、女の子に声をかけながら歌い進めたが、それを機に集まってくるのは、なぜか大人ばかり。ラストはその場の選択リクエストで決めたが、「ドレミの歌」がいい!という女の子の一声で決定。歌に合わせて女の子が踊ると、同じ踊りを周囲の大人まで踊るという、不思議な光景が繰り広げられた。
(どうやら「ドレミの歌」には決まった振り付けがあるらしい)
 それを遠くで見守る大人もけっこういて、この日一番の盛り上がり。思惑通りにはいかなかったが、「楽しく歌って踊る」という当初目指していた世界が、小さいながらも垣間見れたことを喜びたい。



120 小樽運河フロート02nd
   「運河で拍手」
/2016.5.19



 小樽運河でまた歌ってきた。先月に続いてこれで2度目。月に一度くらいは歌いに行きたいが、チカホと違って場所は完全なる屋外。雨や風、そして強い陽射しなど、地下通りにはない厳しい自然の試練がある。さらには、距離的な問題によるガソリン代と駐車場代がかさむ。
 それでも行ってみたいのは、歌っていて気分のいい場であることがひとつ。そして自己責任下での基本ルールさえ守れば、始めるのも終わるのも自由で、何時間歌い続けても構わないという自由気ままさが得難いからだ。

 前回は途中でギターの弦が切れるというアクシデントに見舞われたので、今回は予備弦を持参した。前回と同じ12時に家を出て、13時過ぎに到着。車を停める駐車場も同じだ。

 まず小樽在住のギタリスト、浜田隆史さんに挨拶。いつもの場所で淡々と弾いていたが、予告なしに訪れたので驚いていた。近況はツイッターで知っているが、直接会うのは2年ぶりくらいか。
 小樽運河で20年路上ライブを続けているので、ギターを弾く姿には運河の風景に溶け込むような風格さえ漂っている。さすがだ。

 前回と同じトイレ前で歌おうとしたら、この日は多くの方が店を出していて、前回は空いていたトイレの横にも絵葉書系の店が出ている。自己紹介して「ここで歌っていいですか?」と確認したら、目の前では困るので、少し北側にずれて欲しい、と言われた。

 そこで5メートルほど北側に移動して機材を設営。目の前に階段代わりの傾斜路があり、通路がやや狭くなっている難しい場所だった。歩行の邪魔にならないよう、マイクスタンド等は背後の腰壁ギリギリに寄せ、南側に半身になって歌うことにした。

 前回と同じ13時35分から歌い始める。家を出てから1時間35分後で、地下通りにはない問題がいくつかあるにせよ、歌い出す時間は格段にこちらのほうが短い。その一点に限っても、待つのが苦手な私向きの場だ。

 この日は無風で気温も高く、現地の温度表示計は23.8度を示していた。歌うには絶好のはずが、ちょっと暑すぎた感じもする。ベストを脱ぐことも考えたが、この日は周囲のイメージに合わせたレトロ風な衣装にしたので、そのまま続行。
 そのスタイルが周囲の風景に馴染んでいたのか、たくさんの人に運河を背景に写真を撮られた。チカホではあまり例のないことだ。

 好天なので平日にも関わらず、人通りは多かった。しかし、賑わうのはレストランが集中してテラスも広く、眺めのいい南側の橋周辺。私の陣取る北側のトイレ周辺は、南から来た観光客が途中で引き返してしまうせいか集客的にはやや厳しい。だがここでは新参者なので、歌えるだけで充分シアワセである。

 暑さにもめげず、15時までのおよそ1時間25分、休憩なしのノンストップで22曲を一気に歌う。ラスト3曲は場に敬意を払って小樽系の歌で締めた。


「五番街のマリーへ」
「さよならの夏」
「ケ・セラ・セラ」
「恋心」
「ビリーヴ」
「恋はやさし野辺の花よ」
「ボラーレ」
「花の首飾り」
「ジョニィへの伝言」
「涙そうそう」

「大空と大地の中で」
「時代」
「風来坊」
「時の流れに身をまかせ」
「空港」
「万里の河」
「野ばら」
「空も飛べるはず」
「ハナミズキ」

「石狩挽歌」
「おれの小樽」
「小樽のひとよ」


 前回の経験から、この場に相応しいイメージとして厳選した150曲を「小樽運河メニュー」として予め準備した。曲によって反応はさまざまだったが、この目論見はおおむね成功したように思える。
 驚くべきことに、台湾からの旅行者と思しき若い女性が、オリジナルCDを2枚まとめて買ってくれた。「ビリーヴ」を最後までじっと聴いて投げ銭をくれたのも若い女性。この日はなぜか若い女性に縁があった。

「時の流れに身をまかせ」を歌っていると、目の前の傾斜路でかなりの人が立ち止まって聴いてくれた。終わると盛大な拍手。それまでMCなしでひたすら歌い続けていたが、思わず「ありがとうございます」と、頭を下げる。
 チカホでは珍しくない光景だが、純粋な観光地である小樽運河では初めてのこと。「聴き手との交流」という面では、双方に大きな違いはないはずだ。要は歌い手の意識の問題だろう。

 水分補給が足りなかったのか、1時間を経過したところで左手の指がつってきた。ガラス店を散策に行った妻との待合せが15時だったので、なんとかがんばって歌い続けた。
 前回のような大きなトラブルはなかったが、夏に向かう今後も続けるとなると、暑さ対策は必須のようである。