街角100ライブ


019 チカチカ☆パフォーマンス06th
   「出会い多数」
/2012.1.25



 平日だが、仕事の電話がほとんどない水曜日。都心であれこれ用事を済ませるついでに、札幌駅地下歩行空間で6度目のチカチカパフォーマンスを実施した。

 この日の会場は先月末にもやった北4条広場。ストリートライブ過去最高の集客数を記録した場だ。その集客がたまたま近くでやっていた古本市の波及効果によるフロックだったのか、さらには場と時間の求める歌が果たしてシャンソン&クラシック系なのかどうか、もう一度同じ条件下で確かめたくなった。

 前回のライブで休憩をはさんだ後半の集客がいまひとつだった反省をふまえ、今回は歌う場所を広場の奥ではなく、通路にかなり近い側壁に設定した。音の返りを考え、側壁を背にして左手に通路を見、正面にはJR札幌駅に通ずる出入口を望む位置である。
 通行人の視線を考慮し、パフォーマンス用看板はいつもとは反対側の左手通路近くに置いた。

 会場到着はいつもよりかなり遅い15時5分。事務局には開始が遅れることを事前にツイッターで連絡してある。
 この日も妻は仕事のため同伴せず、2度目の完全ソロステージである。寒いが外は平穏で機材運搬に大きな支障はなかったが、写真撮影を持参の簡易三脚でこなすのはまだ慣れない。セルフタイマーの時間調整や連続撮影機能を駆使し、何とか終わらせる。

 15時15分よりライブ開始。この日は2週間前に北大通広場で試し、いい感じだった休憩なしの1ステージ方式を再度採用。結果として65分で以下の19曲を歌った。


「サン・トワ・マミー」(シャンソン)
「雪が降る」(シャンソン)
「雪の降る街を」(日本歌曲)
「菩提樹」(クラシック)
「オー・ソレ・ミオ」(カンツォーネ)
「想い出のソレンツァラ」(シャンソン)
「独り」(シャンソン系オリジナル・作詞/まりりん)
「ドミノ」(シャンソン)

「メガネを買う」(シャンソン系オリジナル)
「水の中のナイフ」(サウンドトラック)
「わかっているよ」(シャンソン)
「詩人の魂」(シャンソン)
「さくらんぼの実る頃」(シャンソン)

「思い出のグリーングラス」
「夢路より」(クラシック)
「鱒」(クラシック)
「あたらしき世界」(クラシック系オリジナル・作曲/ドボルザーク)
「夕凪ワルツ」(クラシック系オリジナル・作曲/イワノビッチ)
「恋はやさし野辺の花よ」(クラシック)


 前回のフォーク系構成のときより5曲増やしたが、喉も指も何とか最後までもった。ただ、暖かいフリースジャケットとマフラーというスタイルにも関わらず、会場は非常に寒かった。途中で指がかじかんでしまい、コードの押えがやや甘くなったり、アルペジオにもたついたりした。寒さはこの広場が最も厳しいように感じる。

 開始早々、6〜7人の男子高校生が取り囲んだ。変なオヤジがストリートをやってるぜ、という興味津々の表情。まだ歌う前だったので、「シャンソンだよ」と声をかけて歌い始めたが、ちゃんと最後まで聴いてくれて拍手ももらった。開始が遅かったので、下校時間とぶつかったらしい。
 その後、聴き手はあまり増えず、3〜4曲目あたりでは遠くの柱で一人だけ、といった寂しい状況である。やはり前回は古本市の恩恵だったか…と思いつつ、通りを行く人にむかって淡々と歌い続けた。

 出かける前は3曲ほどしか歌ってなく、ほぼぶっつけ本番。しかし、声はよく出た。日々の練習に手を抜かずに励めば、喉の調子はそれなりに維持できるものらしい。
 理由は分からないが、「オー・ソレ・ミオ」あたりから急に人が増え始めた。どの広場でもそうだが、人は人を呼ぶ。曲によってバラつきはあったが、一時は20人近い聴き手で広場はあふれた。

 曲間で近寄ってきた中年婦人から「あなたの歌を以前にも聴きました」と突然言われた。昨年ある介護施設で聴いたという。最初は分からなかったが、途中で気づいたという。今回のライブはネットでも一切告知しなかったので、全くの偶然である。こんな不思議なことが起こる。
 数曲後、別の婦人から「建築士さんではないですか?」とこれまた突然問われた。私はネットであなたのブログを読んだことがある。毎日10曲練習していると書いてありました、という。先の方と同様、歌声に引かれて聴いているうち、気づいたという。こんな偶然が日に2度も大都市の地下空間で起きるとは。

 予期せぬことが続けざまに起こったので、MCなしで進めていた流れが急に普通のライブのようになった。以降、歌う曲を簡単に紹介しつつ進めた。
 終了後、「オー・ソレ・ミオ」あたりからずっと聴き続けてくれた2人の中年女性(先の女性とは別人)としばしの歓談。「連絡先を」と請われ、名刺を差し出す。「心が洗われる歌声でした」と喜ばれた。
 このうちの一人の方から、翌日さっそく感想のメールが届いた。過去に同じような経緯から何人もの方に名刺を渡したが、こうして具体的な反応があったのは初めて。通りすがりの一期一会がストリートライブの基本だが、素直にうれしい。
 あり得ないような偶然がまるで打ち合わせたように起きる空間。実に面白く、刺激的な場である。

 今回は2度目となる「連続1時間1ステージ方式」だったが、私にとっては中途半端に休むより、気分が乗ったままの状態で一気に突っ走るほうがやりやすい。20曲前後であれば喉や指などの体力面も何ら問題ないことが分かった。歌い続けているうちに人は増える傾向にあり、集客面でも望ましいことがはっきりした。
 だが、開始近くからずっと聴いてくださった方には、体力的にやや厳しい様子がうかがえた。椅子のない寒い空間なので、聴き手の条件としてはかなり悪い。途中からMCで「あと5曲で終わります」などと声をかけたが、そうした配慮は必要だろう。

「連続1時間1ステージ方式」を当面は続けるとして、曲の構成にはさらなる工夫が必要だ。今回は5〜6曲ごとにちょっとした節目の曲を歌い、聴き続けている客の立ち去るきっかけにしようと考えた。
 具体的には9曲目の「メガネを買う」と14曲目の「思い出のグリーングラス」である。こうした曲を仮に「ターニング曲」とでも名づける。最初のターニング曲をやや遅めに設定したのは、集客までに数曲の時間を要するからである。どのような場でも聴き手をつかむには、しばしの時間が必要だ。
「メガネを買う」はオリジナル曲なので、通りすがりの聴き手は誰も知らない。知らない曲なので、立ち去ろう…。そんなきっかけになるはずだった。
(「独り」も同じ位置づけだが、この曲は強いことがすでに分かっているので、ターニング曲にはなりにくい)

 ところが意に反して、誰も立ち去らなかった。歌ってみて分かったが、この曲も強かったという事実。そういえばライブハウスではかって熱い支持を得たこともある。曲の受けは場を選ばないということか。
 実際に人が多く動いたのは、次の「水の中のナイフ」である。映画の中で歌われる暗いファド風の曲で、おそらくは誰も知らない。なるほど、これがターニング曲であったかと、歌いながら納得したのであった。
 そもそもせっかく聴いてくれている客をつかまえ続けるのではなく、消えてもらう配慮などおかしいかもしれない。しかし、私の歌を聴いてくれる方の大半は中高年。自分としては数曲聴いていただくだけで充分で、空いたスペースには別の方が立ち止まって聴いてくれるかもしれない。
(なるべく多くの方に聴いて欲しい…)そんなワガママな期待感も意識の底にある。

 シャンソン系からクラシック系へと転換する位置づけもあった2つめのターニング曲「思い出のグリーングラス」では、誰も動かなかった。それどころか、いっしょに口ずさんでくれる方も数名いた。
 このあたりから聴き手がじわじわと前に出てきて、私との距離がかなり縮まった。歌う場所を通り近くに設定し、集まりやすい状況を作った効果かもしれない。実際にそうなってみて初めて感じたが、聴き手がすぐ目の前にいてくれるのは、歌っていて非常に心地よいものだ。一体感を強く感じる。
 終了間際に2曲歌ったクラシック系オリジナルには、強い手応えがあった。クラシックの名曲に独自の歌詞をあてたもので、平原綾香の「ジュピター」を真似た手法である。しばし遠ざかっていたが、ストリートライブでこれほどまでに反応があるとは驚きだ。新作に挑戦する意味は充分にありそうだ。

 3つある広場で昼と夜の時間帯がそれぞれあり、自分のいま使えるセットが「シャンソン&クラシック系」「日本唱歌系」「フォーク系」の3つ。つまり、全部で18パターンの違ったライブを理論的にはやれることになる。
 いまのところまだ5パターンしか試してなく、大半が未知の世界だ。妻の引率なしで、仕事のちょっとした合間に短時間でこなすメドも今回でついた。未知のステージの開拓はしばし続く。




020 チカチカ☆パフォーマンス07th
   「北3条広場の寒い夜」
/2012.2.8



 仕事の途切れた水曜日。札幌駅地下歩行空間で7度目のチカチカパフォーマンスを実施した。この空間では3つの広場と昼夜2つの時間帯、そして私が目下試行中である3つのセットリストというバリエーションがある。
 単純に組み合わせると18通りのパターンがあり、過去に試みたのはわずか5つのパターンに過ぎない。今回はまだ試していない「北3条広場」「夜時間帯」「日本唱歌系」という組合せパターンをねらってみた。

 直前まで暴風雪警報の予報が出ていたが、うまい具合に低気圧は札幌のやや北をかすめて通過し、天候にはまずまず恵まれた。
 この日は雪まつりイベントの関係で、いつもの夜時間帯より1時間遅く、18時が広場の開放時間。会場にはほぼ予定通りに到着したが、今回も妻のサポートはなく、準備にあれこれ手間取って、開始は18時30分からとなった。

 会場は昨年9月からの開始以来、3度続けて歌った北3条広場。地下通路の中間地点にあり、最も広くて椅子やテーブル等の設備が整った場だ。2012ミス・ユニバース北海道大会決勝もここで行われた。しかし、マルチビジョンが2ヶ所あり、それに伴う案内アナウンスが常時流れていて落ち着きがなく、弾き語りの条件としては良い面と悪い面の両方がある。
 昼の時間帯ではまずまずの集客実績があったが、では夜時間帯ではどうなるのかを試すのがこの日最大の目的である。

 この日のセットは過去に同じ場の昼時間帯で試して比較的手応えのあった日本唱歌系。休憩なしの65分で以下の21曲を一気に歌った。


「冬景色」
「とうだいもり」
「ペチカ」
「白い想い出」
「白いカーネーション」
「赤い花白い花」
「故郷の廃家」
「アニー・ローリー」
「時計台の鐘」「この道」(メドレー)

「早春賦」
「宗谷岬」
「仰げば尊し」
「さくらさくら」
「花の街」
「荒城の月」
「春風」
「花の首飾り」
「バラが咲いた」
「この広い野原いっぱい」
「いい日旅立ち」


 厳しい寒波による除雪や雪下ろし、そして予期せぬ仕事の依頼などに忙殺されて体調が優れず、喉の調子もあまりよくなかった。声の伸びがいまひとつで、特に低音が安定しない。歌い進むうちにやや回復したが、厳寒の時期に体調をベストにもってくる難しさを思い知った。

 喉の調子と関連があったかもしれないが、聴いてくれる人も前回に比べると格段に少なく、2〜7人の間をいったりきたり、といった感じだった。集客面では先月初めて夜時間帯に北大通広場でやったライブにかなり似ているが、会場の音の響きではこの北3条広場が劣る。
 理由ははっきりしないが、おそらく天井高が影響しているのではないだろうか。他の2会場の音の反響があまりによいので、なおさらその違いが目立ってしまう。

 1〜2曲だけ聴いて立ち去る人が多数いたが、どうやらこの時間帯は長く留まって聴いてくれる人が少ないようだ。最も反応があったのは、中程で歌った「仰げば尊し」。喉がかなり馴染んできて、自分の得意曲ということもある。
 雪まつりとあって、外国人の方も立ち止まって聴いてくれた。欧米は日本よりも路上音楽に理解が深いとあって、ちゃんと拍手もいただいた。急きょ曲順を入れ換え、日本古謡の「さくらさくら」を歌う。通りすがり対象とはいえ、聴き手への配慮は大切だ。
 この日は観光客が多いかもしれないと考え、中間のターニング曲として「時計台の鐘」「この道」という札幌にちなんだ曲をメドレーで歌った。残念ながら聴き手の反応はいまひとつだったが、この2曲をメドレーで歌う技は今後別の場でも使えるな、と思った。

 普段は見られない光景だが、雪まつり帰りらしい親子連れもかなり立ち止まって聴いてくれた。おそらくは休日の地下空間も似たようなシーンが見られるのだろう。唱歌中心のセットならば親子が一緒に聴ける条件は整っている。平日とは異なるそんな場で、自分の歌をぶつけてみたい気はする。
 現状では無理でも、細く長く続けていれば、休日の割当てが多い月にも今後巡りあうかもしれない。ともかくも続けることである。

 19時を過ぎたあたりで、聴き手の中に知人のNさんを発見する。日本唱歌が大好きな方なので、ツイッターの告知を見て来てくれたようだ。
 少ないとはいいつつ、開始直後から最後までずっと聴いてくれた方も数人いた。「真剣に聴いてくれる人が一人でもいればライブは成立する」という観点からすれば合格点かもしれない。しかし、体調なども含めると、過去7回のなかでワーストに近いと評価すべきライブであった。

 終了後に言葉を交わしたNさんから「私たちのような世代には、この時間帯は厳しいです」と指摘された。さらには会場の案内アナウンスの騒々しさ、背景のマルチビジョンの慌ただしさなど、聴き手の立場としての貴重な意見もうかがった。
 他のパフォーマーの方は分からないが、少なくとも私の場合は北3条広場の夜時間帯は場として極めて厳しい条件であると悟った。

 この日は初めて赤いセーターを着てマフラーを巻き、背中にはカイロを入れ、フリースのズボンを重ね着して臨んだ。しかし寒さ対策としては少々やり過ぎで、途中で暑くなった。少なくともライブ中にカイロは無用である。
 結果として反省ばかりのライブとなったが、一度へこむと次はきっと這い上がるきっかけになるだろうと、前向きに考え直すとしよう。人生、浮いたり沈んだり。いいことばかりが続くわけではない。




021 チカチカ☆パフォーマンス08th
   「最高集客数を更新」
/2012.2.16



 例によって突然だが、札幌駅地下歩行空間にて通算8度目のストリートライブ(チカチカ☆パフォーマンス)を敢行。あえて「敢行」と書いたのは、先週同じ空間でやったばかりのライブがいまひとつ消化不良で、自分で納得がいかなかったこと。私の場合、わずか1週間後に同じ場でライブを仕掛けることなど、普通はしない。
 前回の何が悪かったのか、場所や時間だけを変更し、歌うセットはほとんど変えずに再挑戦してみようと思った。

 前回のライブを見届けてくれた知人の意見も参考に、場所は一度しか歌っていないが背景色が穏やかなグレーの壁でアナウンス音も比較的静かな北大通広場。時間はターゲット世代である中高年が落ち着いて聴ける平日午後早めの時間帯を選択した。

 この日は市内の出版社の方が立ち会ってくださった。別の打合せで初めて会う方だったが、たまたまこの日都心で歌うことを知り、せっかくなのでライブを見届けがてら打合せも済ませてしまおう、ということだった。

 14時20分くらいからライブ開始。1週間前とほぼ同じセットだったが、少し曲数を減らし、およそ55分の休憩なしで以下の19曲を歌った。写真撮影は準備中に現れた出版社のAさんにお願いした。(※は初披露)


「とうだいもり」
「白い想い出」
「白いカーネーション」
「赤い花白い花」
「ローレライ」」
「アニー・ローリー」
「かなりや※」
「時計台の鐘」「この道」(メドレー)

「早春賦」
「宗谷岬」
「仰げば尊し」
「さくらさくら」
「荒城の月」
「春風」
「花の首飾り」
「バラが咲いた」
「聖母たちのララバイ※」
〜アンコール
「神田川」



 この日は風雪警報が出ていたが、明け方までに嵐は収まり、午後には陽もさす穏やかな日和に変貌。そのせいか通りを行く人の表情にもどこか余裕があり、歌い始めるとすぐに人が集まってきた。
 まだ雪は深いが、北国の人々の春を心待ちする心情に配慮して冬の歌は意図的に減らし、3曲目から花や春の歌を連発した。

 体調も戻って喉の調子もよく、多くの人に熱心に耳を傾けていただいたが、特に強い手応えを感じたのは「かなりや」「宗谷岬」「花の首飾り」「聖母たちのララバイ」あたり。「かなりや」と「聖母たちのララバイ」は初披露である。
 実はラストには滝廉太郎の「花」を予定していた。だが、この日特に反応が強かったのは純粋な唱歌系ではなく、やや歌謡曲の色が濃い曲。そこで覚えたての「聖母たちのララバイ」を急きょ歌ったが、この曲を歌いだすと人が見る間に増え始め、ざっと見た感じでは30人近かった。予想外の成り行きに、久しぶりに足元が少し震えた。

 はっきりしないが、以前にシャンソン系ライブで記録したストリートでの過去最高集客数を更新したかもしれない。理由はともかく、この日この場で聴き手はこの種の歌を求めていた。

 不思議なことに、終了の挨拶をしてもなかなか人が立ち去ろうとしない。施設訪問ライブなどでたまにある風景で、あきらかに場にライブの余韻が残っていた。
 まさかストリートでアンコールはないだろうと撤収にかかったが、そのとき一人の若い女性が近寄ってきて「アンコールをぜひ。できればリクエストを…」と言う。そのまさかが現実となった。
 一瞬戸惑ったが、ちなみに曲名は?と問うと、こうせつの神田川をぜひに、と女性は言う。しばらく歌ってなく、譜面の準備もない。しかしここは応えるべきかと歌い始めたが、案の定1番の途中で歌詞を失った。
 やむなくギター伴奏だけを弾くうち、途中で続きを思い出す。何とか最後まで歌ったが、定番曲の譜面は一通り準備すべきかと少し後悔する。

 とはいえ、かってないほど大きな収穫のあったライブであったことは間違いない。終了後もたくさんの方に声をかけていただき、求められるままに配った名刺も底をついた。楽曲の構成は大きな問題ではなく、場所と時間帯、そして当日の天候が集客の大きな要素であることが今回ではっきりした。
 歌の構成はこれまで創り上げた3パターンを順に回す。場所は北端の北4条広場か南端の北大通広場。時間は平日の14時半までには始め、正味1時間を休みなく歌い続けること。これが当面私が進むべき道のようだ。