Oh! My Goodness!
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ここではサッカー雑誌などでよく見かける「サッカー場で困ってしまう、いろいろな人々の生態」を独断と偏見であばきます。なお、文中の人物はある特定の人のことを言っているわけではありませんので、誤解なきよう。
小学生編
●何の理由もなく、いきなりチームをやめてしまう。
根掘り葉掘り、その理由をさぐってみると、どうやら「いじめ」とかの深刻なものではなく、「練習日にやっているアニメが見られなくなるから」「スタメンで試合に出られないから」「土曜はいつもおばあちゃんちに行くから」などという、私からすればとても軟弱なものが多かったりする。
●練習はよくサボるが、試合になるとどこからともなく現われる。
●逆に練習は真面目に来るが、試合になると決まって休む。
指導者の立場から言えば、どちらも困りもの。前者は割りと男子に多いタイプだが、「おいしい場面だけ出てくる」という態度は、あまり好きになれない。後者のほうがストレスはたまりにくいが、戦力的にあてにしている子だと、試合での選手のやりくりが大変。
●試合で審判にファウルやマイボールをやたらアピールする。
●相手のチームの悪口を言いまくる。
●逆に味方の選手のミスを執拗にとがめる。
3つとも、「相手をまず尊重する」というサッカーの基本的ルールを忘れています。(ルールブックに載っているわけではありませんが)君たちはまだプロではありません。若年期における指導者の責任は大きいのです。
女子の県大会の準決勝のこと。3人の子が、相手チームだけでなく、チームメイトにまで悪態をつきはじめました。アウトオブプレーの時、3人を呼んで主審が厳重注意。その瞬間、一人の子がさらに、審判に悪態を。主審はにこにこ笑ってその子を呼び、「はい、警告」といって、イエローカードを。その後、ゲーム中に悪態を付く子はいなくなりました。('98.2.6/くまさん)
●普通の練習に、Jリーグのユニフォーム一式を着て現われる。
●ビブス(練習用ゼッケン)やユニフォームの番号にやたらこだわる。
低学年の時は、あこがれからサッカーに入ってくる子が多いので、ユニフォームや番号にこだわるのも仕方がないかも知れません。でも、高学年や中学生になっても、あいかわらず格好にこだわるのは考えもの。純粋にサッカーが好きなのなら、「スタイル」は二の次のはず。
●靴のしばり方がゆるく、思いきり蹴った瞬間にボールといっしょに飛んでしまう靴。
●靴のひもが結べず、試合中にズルズルとひもを引きずりながら走る。
こんな子が年にひとりや二人、必ず現われるので、サッカーの基本練習の前にまず靴のひものしばり方を教えなくてはなりません。それでも出来ない子がいて、もうお手上げ!
女子編
●「あっちのチームのユニフォームのほうが格好いいから」と移籍してしまう。
●どこかのスナックにでもいるような、濃い化粧をしてグランドに現われる。
グランドはファッションショーの場じゃないよ〜ん!
●チーム内で勝手に派閥を作る。
●あげくのはては、徒党を組んでやめてしまう。
ひょっとして、男子チームでも同じことがあるかもしれません。女子チームのかた、ごめんなさい!
●髪にやたら手をかけ、派手な飾りなどつけてグランドにくる。
髪をまとめる時間を、もっと練習に向けませんか?
●ボールが膝より上に飛んでくると、必ず逃げる。
●練習ではやっているのに、試合でヘディングを決してやろうとしない。(やれない)
サッカーは格闘技だっちゅうのに!
●試合中に髪が邪魔になり、ボールをドリブルしながら直し、トラップする前にも髪を直し、キックしてからまたまた直す。
「髪の毛を短くしろ〜」などとヤボなことは言わんから、せめて練習や試合前には、髪くらいしばってきてくれ〜。
応援団編
●子供がレギュラーを落ちると、急に応援にこなくなる親。
●さらに、レギュラーを落ちると子供をやめさせてしまう親。
●さらにさらに、「あの子(または親)が気にいらないから」と子供をやめさせてしまうムチャクチャな親。
………
●指導者より応援の声が大きいお母さんとお父さん。
ある試合で、ゴールの脇にお父さんの姿が。声は大きくないのですが、なにやらささやいているようす。注意していると、どうやらその方のお子さんが ゴールキーパーのよう。ゴールキックになったとき、主審に注意され、後ろに下がったのですが、下がった分声が大きくなってしまいました。('98.2.6/くまさん)
最近、試合にはビデオカメラ持参です。親ばかって?いいえッ!罵声防止です。ビデオにばっちり入るんです。
「パかッ!! なにやってんだっ!!" ねばれっ!!! まけるナァッツぬぬ」
という声が。だからカメラ持参。困ったチャン防止です。('98.5.8/KURAMOTO)
コーチの指示がグランドの選手に届かなくなっちゃうんだよな〜。
●試合中、我が子にぴったり付き添い、すべての指示を出して我が子をあやつる親。
度が過ぎて審判の警告を受けた親を私は知っています。そもそも、サッカーをやっているのはあなたではなく、子供なのですから、ほどほどに。
●「今日は寒いので、試合は中止にして欲しい」と子供に手紙を託す母。
だから、サッカーは格闘技だっちゅうのに!
●監督の知らない練習計画をたてている親。
●「ウチの子をレギュラーにしてくれ」とコーチに直談判する親。
ハーフタイム、自分の子どもを呼び、「なぜあそこでドリブルで持ち込みシュートしなかったのか」とコーチの指示の前に叱る親。('98.3.4/くまさん)
ぜひ、私とコーチを代わってください。
●試合が終わったあと、挨拶をする前に、はやくも子供にアメ玉をしゃぶらせる親。
サッカーは遠足じゃないんだけど…。
●「サッカーは女の子のやるものじゃない」とチームに入れさせない親。
日本人の頭の中は、江戸時代からそれほど進歩してないんですねぇ。
指導者編
●試合の翌日は喉がつぶれてほとんど声が出ないコーチ。
●仕事が忙しいはずなのに、日曜日の翌日は必ず真っ黒に日焼けして打ち合わせに現われ、取引先でひんしゅくを買っているコーチ。
仕事とサッカーは別だ!(^_^;
●1点とられるとすぐ試合を投げる監督。
だってだって、いままで先攻されると、必ず負けているんです…。(^+^;
●負けるとやたら選手を怒り、罰としてグランドの回りを走らせたりする。
勝った試合なのに、格下のチームに得点を許したために、子どもを叩いている監督がいました。ベンチからの声も問題があったため、主審にベンチからの退場を命じられてしまいました。('98.2.6/くまさん)
楽しいはずのサッカーが、つまらなくなってしまうかも…。
●逆に、ボロボロにやられても全く何も言わないコーチ。
指導には目的と、ある程度のメリハリが必要だと思うのですが…。
●練習中に飛んできたハイボールを思わずヘディングしてしまい、眼鏡を壊してしまうコーチ。
いままでこれで3つも壊してしまった。(^=^;
●紅白戦のメンバー不足でフル出場し、翌日は足腰立たないコーチ。
寄る年波には勝てぬ…。
●審判の途中で倒れてしまった指導者
夏の暑い日のこと。前半の折り返しを過ぎたあたりに、攻め込まれている反対側の副審のフラッグが激しく振られています。トラブルが発生しているとも思えませんので、アウトオブプレーになったときに主審が副審に駆け寄ると、「すみません、貧血で動けません」とのこと。前日の深酒がたたったというのは、後で分かったことでした。
('98.2.6/くまさん)