北24条市電前Live・17th /2025.7.20
雪のないシーズンの第3日曜日、区内の市民広場で開催される自由参加型路上イベントの日である。
イベント自体は今年3度目だったが、6月は他ライブの予定が立て込んでいて、翌日が本修繕ボラの作業日という過密スケジュール。気力体力面から参加を断念した。
今回はスケジュールに余裕もあって当初から参加の予定でいたが、体力面の問題が完全に解消されたわけではなく、調整は手探り状態。
上旬に通算600回目となる節目の依頼型ライブを終え、持病に関わる胃&大腸内視鏡検査も無事に乗り切った。慢性的な痛みに悩まされていた腰痛も、このところ小康を保っている。
あくまで参加は自由で、出る出ないは自分次第だったが、どうにか演れそうな感じになり、数日前から1日2曲限定の練習だけは細々とやっていた。

体力面を考慮し、今回は自宅から車で直接会場近くまで行くことに方針変更した。駐車場から多少は歩くが、公共交通のような乗り換えが一切なく、腰への負担や暑さの影響も少ない。
所要時間を検討したすえ、出発は10時半過ぎとした。最寄りの駐車場着が10時55分。そこから約1km歩いて、会場到着が11時10分。これまで最も遅く家を出て、最も早く着くという効率のよさだった。
それでもエントリーは11番目。(今日も参加者が多いのかも…)と思いきや、最終エントリーは12組という少なさ。小雨模様で30度を超す真夏日予報が出ていたことが影響していたのか?
エントリー締切5分後に演奏順の発表がある。私の出番は、これまた過去最も早い2番目。
この日は地元紙の取材が入っていて、開始前から記者やカメラマンが忙しく動き回っていた。ライブ撮影は前半に集中すると予想され、新人よりはある程度の場数を踏んだ者が適当、と代表のMさんが考えたのかもしれない。

定刻ぴったりの12時に開演。オープニングは代表Mさんによるサキソフォン独奏で、小雨対策として透明楽譜カバーを準備していたら、始まったとたんに小雨がピタリやんで、青空が広がり始めた。
これ幸いと、紙譜面のままで歌い始める。
「河は呼んでいる」(シャンソン)
「万里の河」(J-POP)

この日のテーマは「河」で、どちらも3カポのストローク奏法。転換は最小限でスイスイ進んで、喉の調子もまずまず。8分弱で無難に歌い終えた。体力面で一抹の不安があり、デリケートなアルペジオ奏法の曲を避けて正解。
参加者が中心の聴き手は20名ほど。取材のカメラマンはステージの横から会場と背景にある路面電車をねらっていて、歌唱中は全く気にならなかった。歌い手としてはトップとなる場の役目は果たせたと思う。

その後、持参のサンドイッチを食べつつ、残り10組の演奏をゆっくり堪能。早い出番を終えた者の特権だった。
この日は弾き語りが7組、楽器演奏が4組、ボーカルが1組という内訳。弾き語りはギター単体が4組と少なめで、ウクレレやアコーディオンなど、複数楽器によるコラボ演奏が多かった。
特筆すべきは、ミュージックベルと鼻笛の演奏。どちらもかなり前に他の場でご一緒した方だった。長く音楽活動を続けていると、この種の再会がよくある。
初参加は2組でグループ参加が3組(いずれも2人組)。男女比は10:5といったところ。

途中から気温が上がって30度を突破したが、その後雨の気配はなく、順調にプログラムを消化して、14時30分に終了となった。
参加人数が少なめのせいか、3曲演奏する方が6〜7組はいた。参加人数や自分の体力に応じて柔軟に対応できるよう、予備曲の準備もしておくべきだったかも。
後片付けを終えて自宅に戻ると、時計はまだ15時20分。こんなに早い帰宅も記憶にない。歩数計は公共交通を使った前回の7,800歩より40%減の4,700歩。
この日は直前の喉飴を忘れ、腰コルセットもせずに済ませた。現状の気力体力に合わせた省エネ的対応だったと思う。
