感想メール広場


 連載完結にあたって、みなさまから届いた感想メールをご紹介します。上のほうが新しいお便りです。全体を読み終えての感想を、あなたもぜひお寄せください。お待ちしています。
 脱サラ全般に関する不安、相談などもお寄せください。私の答えられる範囲で対応いたします。なお、メールにはお名前またはペンネームをどうぞお忘れなく。(Eメールアドレスは公表いたしません)なお、文中の敬称は省略させていただきました。



胸に突き刺さりました



 現在首都圏のパース会社で勤続中の30代前半独身男性です。御多分に漏れず自分自身も不況の波に晒されている中、他のパース屋さんは一体どうされているのだろう思い、インターネットを検索していると、こちらのサイトにたどり着き、一気に読んでしまいました。
 同期はみな2、3年前に独立、私は今も会社でパースを描いております。(手描きとCG両方です)同期たちは多くは語りませんが、なんとかパーサーとしての仕事は続けているようです。
 勉強できる環境にある弊社に満足しつつも、独立したい思いもある…、そんな気持ちが行ったり来たりの中で、この日誌は私の胸に突き刺さりました。
 自分はまだ会社でやるべきことがあるので、続けていこうと思っています。すばらしい日誌をありがとうございます。心のもやもやが少しだけ取れました。
('10.5.5 /IKE)

「脱サラSOHO日誌」はかなり反響があるのですが、最近はあまりメールを紹介していません。久しぶりに掲載させていただきます。
「あの記録の最新版はないのか?」という反響もあり、「最新版はブログでどうぞ」と逃げていましたが、昨年秋に夫婦で還暦を迎えたこともあり、「還暦版」を近いうちに追記しようか?とも考えています。

 30代前半といえば、ちょうど私が3人の子を抱えてUターン、独立した時期です。長男が同じ年なんですが、やはりいろいろ考えるようです。そういう年代なんでしょうか。
 同期は大半が独立したそうで、営業は一からやったのか、あるいは会社時代の人脈を活かしたのか。技術力と営業力は自営の両車輪のようなもので、どちらも大切ですからね。
 私が独立した30年前とはパースを取り巻く環境もガラリと変わり、フリーランスとしての旨味も、30年前ほどではなくなっています。今後パースは、中国やインド等の海外勢も含めた、少ないパイの奪い合いになるような予感がしています。
 私はすでに厚生年金の一部を貰っており、3人の子も完全独立、ローンも完済し、そうあくせく働かなくてもよい立場ですが、厳しい金融不況を機に制作面や営業手法、営業ジャンル等でさまざまな工夫をこらした結果、幸いなことに昨夏あたりから多忙な日々を過ごしています。

 ときどき独立全般に関して相談を受けますが、「ちょっとだけ先を読み、刻々変化する状況に柔軟に対応しつつ、少しずつでも具体的な行動を地道に続けること」と、いつも答えています。
 口幅ったいですが、日々の努力を重ね、よりよき人生を歩まれることを、北の空よりお祈りしています。



文章の随所がリアル



 ほぼ同じ理由で脱サラし、今飲食業を営もうとしてる者です。「脱サラSOHO日誌」全て読みましたが、時代を問わず思う事、苦労する事は同じだなというのが一番の感想です。文章の随所がリアルに心臓にきまして、現実を思い知らされました。本当に見てて感動、勉強になりました。ありがとうございます^^
 店舗改装をしようと思ってるんですが、出来ればこんな気質の方にお願いしたいと想いますね。
('06.4.8 /odo)

「脱サラSOHO日誌」への感想メールは久し振りです。
「ほぼ同じ理由で現在脱サラ…」とありますが、あれ?と思いました。何となく感ずるところがあります。もしかすると、「組織に融合できない自らの体質を悟った…」といった下りでしょうか…。
 私は相変わらず浮かんだり沈んだりの日々ですが、子育てもようやく終って何とか24年、無事に過ごしてきました。これからも知恵を絞り、細々とでもやっていこうと思っています。

 店舗改装の設計経験は残念ながらありませんが、もしも「やれ」といわれたら、自然素材を多用した「懐かし癒し系」の内装にしてしまうでしょう。(ほかにノウハウがありませんので…)
 飲食業は流れに乗ればうまく運びそうですが、そこまでが大変な感じもします。事業のご成功を陰ながらお祈りしています。



開業以来の自分を振り返る



 電話が鳴らないのをいいことに、「脱サラSOHO日誌」を午後、一気に読ませて頂きました。私も1996年に、34歳で脱サラして開業。今年で8年目になりました。私とパート女性1名の有限会社です。
 業種は旅行業ですが、旅行業のほんの小さな一角だけを専門にし、顧客は法人に特化しています。私どもの業界はここ数年、戦争・伝染病と痛めつけられ、景気も低調なままです。収入も激減し、困ったなと悩んでいました。大きくもならず、潰れもせずやってきましたが…。
 この記録を読んで、まったく『その通り』と、頷く事ばかりです。業種は違いますが、仕事上のエピソ−ドは私が経験したものと同じです。右か左か、これからの方向を決めあぐねていますが、記録を読ませて頂いて、久しぶりに開業以来の自分を振り返ることが出来ました。ありがとうございました。
('04.9.13 /ken)

 業種は違いますが、私と同じような年で同じように脱サラし、同じように多くの苦労と、そしておそらく多くの喜びを重ねられたものとご推測いたします。
 個人に近い業務形態の場合、やはり「業種や顧客の絞り込み」は大切な要素だと私も思います。ご多分にもれず、私も収入の激減する厳しい日々がここ数年続いていますが、最近ではがらりと発想を転換し、「いままで忙しさに追われてやれなかったことを、損得抜きで好きなようにやってみよう」というふうに考えるようになりました。
 ある種の開き直りなのですが、不思議なことに考え方を変えたとたん、収入のほうは徐々に増えるという結果になっています。どうやらダメな時期に落ち込んだりあせったりは禁物のようです。
 お互い、「細くともしぶとく」生きていきたいですね。



したたかに力強く



 初めてメールさせていただきます。長野県に住む32歳の男性です。最初は『家作り』『セルフビルド』で 検索していてこちらのHPにたどり着きました。最初は『手作りハウス』の所を読んでいましたが、『脱サラSOHO日誌』がどうしても気になり、読み出すと一気に読んでしまいました。
 実は私も数年前に一度は資格をとって独立を夢見たことがあり、結局は『資格はとったが、やっぱり独立は無理かな』となり、現在に至っています。
 TOMすけさんのSOHO生活を読んで、やっぱり独立はいろいろ(仕事量が一定しないなど)あって大変だなぁーと思うとともに、したたかに力強く生きていらっしゃるなぁーとも感じ大変面白く読ませていただきました。その感謝の気持ちをと思いメールしました。
『サッカー』、『手づくりハウス』などをまだまだ読み応えのありそうで楽しみです。それでは失礼します。
('04.9.1 /TOYO)

『脱サラSOHO日誌』をお読みくださったそうで、ありがとうございます。32歳といえば、ちょうど私が独立した年令です。どうやら潜在的に脱サラ願望がおありのようで、その思いを消さずに大切に育ててゆけば、いつか夢が実現するかもしれません。
 結局は自分が人生でめざすものとの相談になるのではないでしょうか。今後のご健闘をお祈りしています。



人生に迷い



 はじめましてキーワード「建築パース」検索でたどり着きました。「僕の脱サラ日誌」とても面白くて、一気に読みました。
 私は4年前に独立してパース業を始めました。私の場合は進んで自営業になったのではなく、会社の業務縮小に伴う人員削減、いわゆるリストラです。
 実は今、サラリーマンにもどるか自営業を続けるかで、ものすごく悩んでいるところです。私も石持ち体質なので、自己管理能力不足による健康面の不安があります。生活が安定するので、自分の中ではサラリーマンに戻ることにあまり抵抗ないのですが、家族で食事を取れなくなるのと(未就学児が二人います)、周囲の人に「就職する」と言い出すことに非常に抵抗があります。私はミエっぱりの性格なので、周りから「アイツは自営に失敗した」と思われることがイヤなのでしょう。
 パース業は大成功ではありませんが、細々と4年間続けてこれたので、失敗でもないと自分では思っています。「僕の脱サラ日誌」は、私のような人生に迷いのある人間にとっては、とても意味があります。すばらしいHPをありがとうございます。もう少し考えて答えを出します。
('03.4.25 /waka)

 建築パース業を4年間続けられたとのことですが、私よりも数段難しい時期に始められてのことですから、ひとまずは「成功」と考えていいのではないでしょうか。それでも「サラリーマンに戻ろうか?」と思案なさっているのは、主に収入面での将来に不安があるのかと推測いたします。
 CGソフトの飛躍的発展で、建築パースもひと昔前と違って、それほどユニークな技術とはいえなくなっています。人より抜きん出るためには、価格だけでなく、それ以外の卓越した何かがないと事業を継続させるのは難しい時勢なのだと、21年間やってきた私も痛感しています。
 最終的には自分で先を慎重に見通し、そして判断するしかありません。自分一人で事業を続けるということは、本当に孤独で厳しい作業だと思います。
 私自身は耐乏生活が少々続いても、自由業といういまの素晴らしい自分の居場所を捨てる気はありません。そのために日々努力を重ねています。こんなふうにのんきに構えていられるのは、子供たちも手が離れ、先が見えているせいもあるのだと思います。
 何もお力になれませんが、陰ながら今後のご発展をお祈りしています。



目が覚めた思い



 はじめまして、おとゆきといいます。しがない潜水艦乗りです。友人から「ここのHPの脱サラ日誌、すげータメになるぞ。読んどけ」と薦められ、ぶっとおしで読ませていただきました。
 学校を出て間も無く入隊した私にとって、大変勉強になるテキストでした。その友人は現在無職ですが、きっと感銘を受けて私に薦めたのだと思いました。目が覚めた思いです。これからもお体に気をつけて頑張って下さい。海の中より応援してますんで。(^^)>
 ところで、ちょっと気になったんですが、以前MSX関係の雑誌にカエルの出てくるゲームを投稿なされていませんでしたか?お名前といい、HPのキャラといい、すごく似てらっしゃるんで…。
('02.11.3 /おとゆき)

「潜水艦乗り」とは、またまたユニークなお仕事をなさってますね。どんな職場環境なのか想像もつきませんが、水の苦手な私には、とてもつとまりそうにありません。
 そんな方が「脱サラ日誌」を読んで目が覚めたとは、ひょっとして潜在的脱出願望の表れなのでしょうか?ともかくも、完結後数年を経てもいまだに飛び込んでくるこの記録への感想と熱きエールは、大変ありがたく、また今後の励みになります。
 お尋ねのMSXの件はずばり、私本人です。あのカエルのキャラ(ケロヨンとケロミン)では、かなり稼がせていただきました。覚えてくださっていて、またまたうれしいです。
 海の時化る厳しい季節に入りますが、お身体お気をつけて。それでは。



充実した日々



「Off the Pitch」というHPを運営している長崎のえいきちと申します。「僕の脱サラ日誌」大変興味深く読ませていただきました。
 かくいう私も教師になる前はサラリーマン(某大手電話会社)でした。収入も大卒の平均収入より多く、会社も大きく成長しているときでしたので仕事にはそこそこやりがいを感じながら取り組んでいました。がしかし、毎日の生活に変化がさほどなく、同じ時間に出勤し、似たような仕事をこなし、決められた時刻に帰宅する。時として、今日が何日で、何曜日なのかさえわからないという感覚に陥ることも少なくありませんでした。
「今のままでいいのかな。このまま一生今の仕事を続けられるかな。本当は教師になりたいんじゃないのかな」といったことを考える日が多くなってきました。

 そんな時、高校サッカーをTVで見て「あ〜またサッカーがやりたいなぁ」「サッカーの指導者になりたいな」と思い立ち、故郷の島原が普賢災害により大変な時期でもありましたので、ダメもとで教員採用試験を受験し(奇跡的に)合格。そして現在、弱小チームを率いて毎日楽しく活動しております。
 教師に転職したことにより収入も休みも激減しましたが、「後悔」の二文字は浮かんできませんし、またサラ リーマンに戻ろうと思うこともありません。苦労も多いですが大変充実した日々を送っています。・・・とここ まで書き綴っておいて<僕の脱サラ日記>の感想はないじゃん!ということに気が付く。
 以上、大変勝手なことを書きましたが<僕の脱サラ日記>を読み終えて何となく黙っておれず、迷惑承知でメールをさせていただきました。
('02.10.18 /えいきち)

 人もうらやむ某大手電話会社をすっぱり退社なさったそうで、なんとももったいない。(^_^; 仕事には当事者にしか分からない悩みがあるものなのですね。
 脱サラ〜転職により、まさに「天職」を得られた様子が、メールを拝見して分かりました。たとえ収入が激減しても、やはりその人の生きがいに勝るものはないのだ、とあらためて思います。「サッカー」という不思議な共通項もあるようですので、遠き北の地より、エールをおくりたいと思います。



貴重な体験談



 TOMさん、初めまして。約4日間に渡って拝見させて頂きました。私は現在42歳既婚男性です。30歳の頃、ある種の独立願望で運送業を開業しました、TOMさんのおっしゃるバブルに踊らされた口の人間です。
 昨年、度重なる見識、認識の甘さで業種転向を余儀なくされ、世間で言う「負け組」に転じました。ただTOMさんの生きざまを拝見し、私の場合なるべくしてなったと前向きに考え直しました。業種転向したとはいえ、自営業の端くれとして頑張り直そうと考え直した次第です。
 夫婦の絆も金銭的な絡みで切れかけてしまいましたが「労り(いたわり)と愛情?」を再度認識し、二人三脚を再開できそうです。これからもTOMさんのHPを楽しみにしています。貴重な体験談本当にありがとうございました。私も死ぬまで現役を貫く決心です。
('02.2.6 /OUT)

 メールにはうたってませんが、文意から察して明らかに「脱サラ日誌」への感想メールかと思われます。そうですか、転向を余儀なくされましたか。しかし、それでも自営業にこだわり続けているところに感心させられます。決して「負け組」なんかじゃありません。人生においての勝ち負けは、そう簡単に決まるものではないんじゃないか?と私は思っています。
 それにしても、苦しいときにこそ心の支えになってくれるのが、真の意味での愛情なのですね。OUTさんのメールを読み、私のほうも勇気をいただいた気持ちです。ありがとうございました。



教科書よりも興味深く



 TOMさん、脱サラ日記拝見しました。私はあるビジネススクールの学生ですが、セオリーとして美しく仕上がった教科書よりも、とても興味深かったです。
 自分もビジネススクールを卒業したら、ITの会社を立ち上げるつもりでいます。人生やりたいことが見つかったら、無理をしてでもその時にやっておくべきと思います。今後ともよろしくお願いします。
('01.10.29 /KM)

「脱サラ日誌」へのコメント、大変ありがとうございました。この連載には力をいれましたので、反響があるとうれしいです。KMさんのようなお若い(たぶん)方からだと、なおさらです。
 やり直しのきかない人生、確かにそうです。悔いなく生きたいと私も思っています。独立開業が首尾よく進まれますことをお祈りしています。



名古屋から



 こんちには。久し振りにメールをかいてます。名古屋でパースをかいています、香月と申します。 (1〜2年位前です。覚えていますでしょうか?)
 脱サラ日記が終わってしまい、「残念」という気持ちと「最後まで読むことが出来た満足感」が入り交じっています。楽しませてくださってありがとうございました!

 私の方は細々と続けてはいますが、やはり仕事量にムラがあるのが相変わらずきついです。とにもかくにも(私の場合)夫の理解も得ているので、これからも続けていきたいと考えています。
(子供の予定もあったりするので、いろいろと不安はつきまといますが。。。いや、めちゃくちゃあります。予定が付かないのはとても不安です。先方に迷惑かけてしまわないか、と。)

 確定申告も今年で3回目、来年からは青色にしようと申請しました。が、簿記をまっっったく勉強したことがなかったので、訳が分かりません(;;)記帳指導のたびに、「???」状態です。
 でも、やっていて損はないでしょう。後々役に立つのでは?恥をかかずにすむのでは?と思っています。どうやら嫌いな分野ではないようなので。(でも、家計簿まで複式にはしたくない。。。)勉強することはたくさんあるなぁ、と思います。
 時々ふっと仕事が途切れてしまうと、「うぎゃぁ〜〜どうしよう〜〜〜」なんてパニクります。相変わらずです。将棋のコマをどこに動かそう?動かす方向が分からない。知らない。そんな感じかもしれません。

 いろいろと話が飛んでしまってすみません。これからもホームページの方は続けていきますよね?楽しみにしています。では。
('00.5.18 /香月)

 お久しぶりです。もちろん覚えていますよ。建築パースと出産の両立!出来ますとも、出来ますとも。良き理解者のご主人と、香月さんの強い意思があれば。
 知人の女性で、同じような立場で立派に出産、子育てを成し遂げた方がいます。こうしたことにフレキシブルに対応できるのが、自宅でフリーの仕事をやっている人の特権なんだと思いますよ。
 ただ、その方には仕事を手伝ってくれるアシスタントのような仲間がいました。「脱サラ日誌」本文には書きそびれましたが、出産に限らず、急病や冠婚葬祭などの非常時に備え、協力的な仲間(出来ればタッチや実力に大きな差がない人)を普段からキープしておくことが、クライアントに迷惑をかけないためにとても重要なことです。

 青色申告ですが、複式ではなく、「簡易帳簿方式」ではダメですか?私は15年これでやってますが、それほど難しくはありませんよ。「将棋のコマの動かし方」は、長年続けていくうち、自然に身につくと思います。気長に続けましょう。私のページも、細々と気長に続けていくつもりです。



3DCGで独立出来たらいいな…



 こんにちはTOMさん、私は川崎在住の井上といいます。突然のメール迷惑でしょうが、TOMさんのホームページをみて感動してしまい、書いています。
 というのは、実は今日始めて自分が作ったパースが売れたんですが、他のパース屋さんたちはどのようにして仕事をとったり、納品の仕方などはどうしているのだろう?(ちなみに私の仕事は建築の現場監理で、パース業界についてはまったく知りません)と思って、建築パースで検索をしてたらTOMさんのページに行き当たった次第です。
 私の場合今まで10年以上サラリーマンで、自分が作った絵がお金なるとは夢にも思っていませんでした。ところが、知り合いの設計屋さんが私が趣味でやっていたLIGHTWAVEを見て、「一件やってみてよ」といわれ、無我夢中でやっているうちなんとか出来、タダのつもりが「最初だから3万でいいね」と言われ、ビックリしたのがさっき、というわけです。

 なんとなく3DCGでお金もうけが出来、独立できたらいいなー、なんて思って始めた3DCGですが、いざお金になると思うと、感動というかなんといおうか複雑な心境です。
 そのあと、TOMさんのホームページ・・・サラリーマンから独立その後にいたるまでと、3DCGの部分まで、一気に読み干してしまいました。特に妻との問題(ちなみに私は既婚で子2人持ち)は嫁さんとしばらく話しあいました……。

 ともあれ、なにも知らない私はこの道の大先輩であるTOMさんに少しでも近づきたいと思い、なんの脈略もないままメールを出しました。
('99.9.19 /You!!)

 そうですか、最初の作品がいきなり売れましたか。うれしいですよね〜。文章のはしはしから、やった者でないと分からない喜びが伝わってきます。17年前に私が初めてパースでお金をもらった時のことを懐かしく思い出してしまいました。

 建築監理の仕事をなさっていて、ある程度建築に明るいのでしたら、少しだけ毛色の違う「建築パース」は、もし独立なさるなら、最適の業種のひとつかと思われます。「脱サラ日誌」の中で私が書いた「桂馬で攻める」主旨にもぴったりですものね。
 ただ、手書きが全く描けないのでしたら、そこが多少の弱点になるかもしれません。この業界、まだまだ手書きパースのニーズには根強いものがあり、使う側も「手書き派」と「CG派」に分かれつつあります。
 全国的には手書きを全くパスし、いきなりCGから建築パースのプロになるかたも徐々に増えてきてはいます。いまはまだCGパースが売り手市場なのでいいですが、手書きと違って表現力のソフト依存度が高いCGの場合、もし過当競争になればパイの奪いあいになる可能性もゼロとはいえません。

 お金をいただく仕事を徐々に増やし、実力をつけながら「自分だけの特徴のあるCGパース」を目指してはいかがでしょう?仕事のないときに備え、CADによる建築平面図もこなせるようにするなど、仕事の幅を広げる準備も合わせてやれば万全です。
 You!!さんの独立がうまく運びますよう、陰ながらお祈りいたしております。



建築図面の読み方



 はじめまして、大阪に住んでいます山本と申します。なかなかおしゃれなHPですね。実は建築パースで検索していて見つけました。今現在は全く違う仕事(電機機器の組立・調整&部品調達)を10年来しています。

 前々から建築パースの仕事がしたい!!って思ってました。数年前には会社に内緒で学校にまで通った事もあります。その時は不景気で求人がなかったのと、事務所に飛び込む程の勇気と実力もありませんでしたし…(笑)。
 そんな僕なので「脱サラ日記」を読ませて頂いてすごいなぁって思いましたよ。初めて飛び込みで事務所へ売り込みに行かれた場面の緊張感なんか、まるで自分を見てるようでした。今現在パースの仕事をされている方々がすごく羨ましいですよ〜!!

 僕自身去年で30超えちゃって年齢的にも焦りがでてきてマス!!(もうすでに遅いかな?)そこで一つ質問させて頂きたいのですが、当然ですが僕は「建築図面」が読めません。パース屋さんを目指すのなら、やはりこの辺りから勉強した方がいいのでしょうか?でも、図面を読むって具体的にはどう勉強すればいいのでしょう?
('99.9.7 /山本)

 建築パースをめざしておられるそうで、なかなか目のつけどころがいいですね。(^_^;
 建築図面の読み方ですが、私自身も元来が機械屋なもので、特に勉強ということはしていません。建築士の試験にも、パースはありませんしね。
 要は図形を2次元→3次元に展開する創造力のような力ですから、電機機器の組立・調整という理系のお仕事をされているんでしたら、割と簡単に身につくと思います。

 この業界、なぜか根っからの建築屋はあまりいないようです。ホームページのどこかに書いた気もしますが、対象を観察する力とか、コツコツと作業を積み重ねる粘着力(執念)などがあれば、あまり建築の専門知識は問題になりません。(あるにこしたことはないですが)
 もし勉強するとしたら、工業高校や専門学校の建築科の生徒用教科書か参考書で、建築図面の読み方に関するものを手に入れてはいかがでしょう。 実際の建築パースと対応する平面図、立面図をセットで入手し、どことどこが対応しているのか、じっくり自分で研究してみるのも手です。

 年齢のことですが、全然遅くないですよ!私なんかもうすぐ50ですけど、これからもう一勝負しようか、なんてもくろんでるんですから。(^=^; この広場のサブタイトルにもありますように、思い立った「いまからが出発」です。
 今後のご健闘をお祈りしています。もし独立が首尾よく運んだら、ぜひまたご連絡ください。



桂馬な生き方!



 いいですね〜〜〜〜〜桂馬な生き方って・・・・・・
 私はただの会社員(これからもきっとずっとそうです)なのだけれど、なんとなく、偉そうではありますが、あなたのいいたい、その「桂馬な生き方」って解ります。
 人生って、、、、、少しすれすれのギリギリのところにたって緊張しつつ、慌てず、落ち着いて、歩いていくしかないんですよね。あまり楽だと、(例えば、趣味をそのまま仕事にしちゃうとか・・・) その・・・・うまく言えないんですけれど、研ぎ澄まされ方が違ってくるんですよ!きっと!!! 。
('99.9.3 /佐野 真由美)

「桂馬な生き方」、今回の連載の最終回を書いていて突然思いついたフレーズで、実はすご〜く気にいってます。もちろんオリジナルですが、世の中広いですから、誰かが先に使ってるかも?使ってないといいけど…、はは。(^_^;
 もしかするとこれって、脱サラに限らず、混沌のいまの世にすべて通じる生き方、考え方だったりして?(またもや我田引水)(^=^;



脱サラ日誌最終を読み終えて



 Tomさま、永きに渡り、体験記ご苦労様でした。地道なTomさんなので、バブルの時も踊らず、確実に仕事をなされていたと、推察いたします。

 私の友人で北海道に住みたくて、何をすれば生活できるから考えて、パン屋の職人の修行を3年して、神奈川から札幌に行った家族がいます。
 彼が何とかパン屋さんを軌道に乗せたのはTomさんの連載がはまった頃でした。いつもTomさんの日記を読みながら、いま彼は元気に働いているのかと、思っていました。
 私自身は、一匹狼になる度胸もないので、サラリ−マンで一生を終えたいと思っていますが。今流行りのリストラを何時言われるかの立場です。
 どうも、掲載ありがとうございました。また新たな、連載を是非お願いいたします。
('99.8.28 /ヨット)

 連載中にも幾度か励ましのお便りをくださったヨットさん、どうもありがとうございます。そうですか、お友達が準備3年で脱サラし、見事成功させましたか…。しかも私と同じ札幌での事業。何かしらの縁を感じます。お友達とヨットさんの今後のご幸運をお祈りしています。



私にとってのバイブル



 はじめまして、山本ちづさんのホームページからやってきて以来、ときどき訪れるようになっています。

「僕の脱サラ日誌」は去年から自営業をはじめた私にとってはバイブル(大げさ?)的存在で勉強させてもらうとともに楽しく読ませてもらっています。
 やはり圧巻は「こぐま座事件」でしょうね。あの章に見る菊地さん夫妻の会話はとても我ら一般人には適用が難しく、言い放った菊地さんもすばらしければ、言われて納得した奥さんはもっとすばらしい、と感心しております。もしあれが我が夫婦に…… と思ったらゾッとします。

 あと徒然雑記の「父と息子」のなかで次男の晋也君が言った言葉、
「ぼく、父さんにはかなわないよ、どうしても勝てないんだ」には深く考えさせられるところがありました。
「子は親を映す鏡」と言いいますが、もちろん親はちゃんとしておかなければ子供は確実にゆがんで育ってしまうようです。しかしちゃんとしていてもこう言われてしまうと「どないすりゃええねん」と なってしまいますよね。
 まぁ、これは思春期の一種の“あせり”からきているのだと思いますが、子育ての難しさを思い知らされます。まだうちの子も長女が4歳になったばかりで長男がまだ11ヶ月という新米親子ですが、試行錯誤を繰り返しながら、育てていきたいと思います。では楽しみにしていますので頑張ってください。
('99.3.11 /J.I)

 自営業と子育ての両面からホームページを見ていただいているようで、ページ作者みょうりにつきます。
 妻とのことですが、25年間曲がりなりにもやってこれたのは、どちらかがカチンときたときに、逃げたりふさぎこんだりせず、正面からぶつかりあったからだと思います。一次的に血は流れても、傷が深くならずに済みますからね。
 次男のことも、あまり悲観視してはいません。時間はかかるでしょうが、彼なりに少しずつ大人になっていくと思います。親はあまり手を貸さず、辛抱してじっと見守るしかないです。



励みになりました


「僕の脱サラ日記」を楽しく拝見させていただきました。小生も昨年7月よりグッラフィックデザイナー兼アートディレクターとして独立したてのほやほやSOHOです。世の中ドン底の不況、日々不安な中、非常に励みになりました。ありがとうございました。続編を楽しみにしています。
('99.1.9 /malta)

 私のささやかな体験話が、いくらかでもお役にたてたようで、大変うれしいです。不況の出口はなかなか見えませんが、どん底のいまこそが動くべき時だと私は思います。お互いにがんばりましょう!



あわよくば脱サラしたい



 会社で読んだ「日経ビジネス」に欠陥住宅の問題と建築士による監査の話が載っており、建築士の免許を取って欠陥住宅問題に首を突っ込んでみたい(5年前に建て売りを買ったが、不満だらけなもので)、あわよくば脱サラしたいなあと思っていたところでこのホームページに遭遇しました。 (ちなみに、私は現在銀行のシステム部に勤務しております)
 私も札幌在住で生活に(金銭的な)不満はありませんが、遣り甲斐のある(できれば客に感謝される)仕事がしたい...今の時代に贅沢ですが。
('98.9.29 /宮武)

 人生思い立ったときがいつでも出発のとき、と私は思っていますから、自分が本当にやりたいことはやってみるべきだと思います。ただ、あらゆる面での準備は怠ってはなりませんが。
 銀行に勤めながらの建築士所得は法律上不可能ですから、もし工業系の学校を出ていない場合、何らかの建築系の会社で5年以上の実務をこなせば受験資格が得られます。夢の実現をお祈りしてます。



ディスプレイにクギヅケ



 はじめまして。いつも感心しながら拝見させていただいています。
「僕の脱サラ日誌」は、将来自分の店を持ちたいという友人にも紹介しました。とくに今回の「夫在宅症候群」は共感することがとても多く、ディスプレイにクギヅケになってしまいました。
 私も友人も31の独身ですが、この友人が「ヨメさん選びは問題だ」と口にしています。「自営業なら、サラリーマンとは違った苦労もあるんだろう」程にしか思っていませんでしたが、なるほど大変な問題なのですね。
(結婚もしていないのに私の友人はよく気づいたもんです)

「つまり、人間の他人に対する発想ってのは、しょせん自分の価値観の中から出てくると思うんだ。だから…」の部分では拳を握り締めながら「そうなんだよなぁ〜」と心の中でつぶやきました。(心の中でつぶやいた理由は、会社で見るからです)
 この発想は女性に多いように思われます。女系家族の我が家では、頻繁にであう状況なのです。
 たいへん参考になる内容でした。ビンボウなので、北海道に行き直接お会いすることはないでしょうが(おしかけられても困りますね(^-^;))更新を楽しみにしながら、岡山の田舎から応援しています。
('98.9.14 /T.S)

「脱サラ日誌」は書くほうも毎回力が入っています。今回はなかなか鋭い部分をご指摘いただきまして、大変ありがとうございました。ますます励みになります。
「ヨメさん選びは問題だ」とすでに気づかれている友人の方も、かなり先を読む目のある方ですね。感心しました。ご縁がありましたら、いつかお会いしましょう。



とても元気づけられました



 会社概要を書くために参考にしようと思い、検索していてここへたどり着きました。「僕の脱サラ日誌」のところへリンクしてきたのですが、つい見入ってしまい全部読んでしまいました。
 私は、8年前に父を亡くし、会社を辞めてその後を継ぎました。会社と言っても兄弟でやっている小さい工務店です。まだまだ苦労を知らない私なので、僕の脱サラ日誌を読んでとても元気づけられました。
 また、ちょこちょこ遊びに来ますので、宜しくお願いいたします。
('98.9.08 /江崎)

 亡くなられたお父さんの後を継がれたそうで、私とはまた違った形での「脱サラ」ですね。そのような方を元気づけることが出来るなら、これに勝る喜びはありません。
 最近、プライベイトメールも含めて「脱サラ日誌」への反響が多く、つい力が入ります。みなさまのご愛読、感謝します。どうやら、好評のうちに終了した「親馬鹿サッカー奮戦記」をしのぐ長編になりそうな気配です。



燃えていた初心に戻って



「僕の脱サラ日誌」を読まさせていただきました。ボクも3年前に7年勤めた会社を退職し、独立して仕事を始めました。
「自営業は妻との関係が勝負」この言葉にたいへん共感を覚えました。今もこうして不安定ながらも仕事をしていられるのもカミサンが何も言わずにボクのやりたいようにやらせてくれているからだと思います。幸いボクのカミサンは専業主婦はヤダといって、結婚当初からずっと働きに出てくれて家計を支えてくれているからです。
 口にはしませんがカミサンには本当に感謝しています。そしていままで支えてきてくれたからには、絶対に廃業などということにならないように頑張って仕事して、早く楽にしてあげたいと思いました。

「僕の脱サラ日記」を読んで、会社を辞めることを初めてカミサンに言った時の「3年間自由にさせてくれ」と言った言葉を思い出しました。そして、ここにきて少しだらけ気味になった自分にカツを入れてもらった気がしました。独立開業して一日も早く軌道に乗せるぞ!と燃えていた初心に戻って仕事にうちこみたいと思います。
 これからも体に気を付けて頑張って更新してください。
('98.9.02 /KOUJI)

 なにか読んでいて開業したころを思いだし、胸が熱くなりました。「わがままは男の罪だが、それを許さないのは女の罪だ」といった内容の歌があったと思いましたが、男のわがままを許してくれる女性が身の回りにいるということは、それだけですごく幸せなことなんですね。しみじみ。(^=^;
 構造不況で、私も開業以来初めてといっていい苦境に立たされていますが、なんとか生き残ろうと奮闘しています。お互いがんばりましょう。



「脱サラ日誌」非常に参考となりました



「脱サラ日記」楽しくよまさせて頂きました。私も脱サラとまでいかなくても、現在転職を考えていますので非常に参考となりました。
 私は某大手ゼネコンに15年在職してますが、去年の10月より東京へ単身赴任となり、妻と娘を地元(愛知県)に置いてきています。転職の理由は職種がコンピュータ関係で会社本業とは亜流なことと、部署が本社に統括されてしまい、しばらくは東京から出ることが難しくなったこと(やはり地元が良いですよね)、先日2、3人目の子供(双子)が生まれて妻にこれ以上負担がかけられないという理由からですが、「脱サラ日誌」を見て、転職を軽く考えていた自分を恥ずかしく感じました。取りあえず自分に課題をかせて自分を売り込むだけの技術と資格を得ることを目標としたいと思います。
 この日記は脱サラだけでなく、転職希望者にも良い教本になると思います。今後もアクセスさせて頂きますので、お忙しいしょうが執筆のほう頑張って下さい。また今後とも宜しくお願いいたします。
('98.7.10 /せんべ)

 将来転職をお考えとのことですが、参考にしていただいたようで、大変うれしくおもいました。「脱サラ日誌」は一般のノウハウ書にはあまり書かれていない、ソフト面の情報を充実させていきたいと思っています。せんべさんの場合、コンピュータ関係ということなので、転職なさる場合でも、私よりは職種がはるかに多そうに思います。陰ながら応援させていただきます。



『脱サラ日誌』楽しみです



 脱サラ日誌を毎回楽しみにしています。もう少し、頻繁に掲載されるとより楽しめるのですが、忙しい場合は無理ですよね。 これからもたのしいさくひんをお願いいたします。
('98.5.20 /真奈美)

 ご声援、ありがとうございます。たいへん励みになります。好評のため、「脱サラ日誌」は当初の予定より、大幅に連載回数が増えそうです。リニューアルの頻度ですが、他の連載とのからみと、多忙のときは週末にしか作業が出来ないという事情のため、いまのところ月一回が限度です。7月には連載がひとつ終了の予定ですので、もう少しなんとかなるかもしれません。今後ともよろしくお願いします。



どきどきしながら読みました



 はじめまして、香月と申します。建築や土木のパースを描いています。どちらかと言うと土木に興味が有ります。・・・って言うと珍しいと言われるのですが。とは行っても一人ではいろいろと大変です。何かぁーお仕事ぉーと、「パースペクティブ」で検索したところ、このページを見つけました。
 独立するまでの日記(?)を一気読みしました。大っ変参考になりました。どきどきしながら読みました。二級の資格を一発で合格するなんてすごいです。
 そうですか、6,7つの会社からお仕事もらうのが理想ですか・・・まだまだですね、私。これからも頑張らないと。続編、楽しみにしてます。
('98.2.24 /香月)

 ううっ、若さのノリに思わず負けそうです。(^z^; 私と同業の方ですね。一人でもなんとかやれちゃうのがこの商売のいいところ。連載「がお役にたてて、うれしいです。メールがくると、続編を書くぞ〜、という気になるから不思議。次回から嵐の実戦編に入ります。